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12月17日-03号
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  1. 石井町議会 2019-12-17
    12月17日-03号


    取得元: 石井町議会公式サイト
    最終取得日: 2022-11-21
    令和 元年12月定例会       令和元年12月石井町議会定例会会議録(第3号) 1. 招集年月日  令和元年12月17日(火曜日) 2. 招集場所   石井町役場議場 3. 開議     12月17日午前10時00分宣告 4. 応招議員      1  番     武 市  奈見子      2  番     木 下  貴 雄      3  番     谷    雅 史      4  番     平 野  忠 義      5  番     大 西  隆 夫      6  番     永 岡  栄 治      7  番     仁 木    孝      8  番     谷 脇  孝 子      9  番     井 上  裕 久     10  番     後 藤  忠 雄     11  番     有 持  益 生     12  番     山 根  由美子     13  番     川 端  義 明     14  番     久 米    毅 5. 不応招議員   な    し 6. 出席議員   出席議員応招議員と同じである。 7. 欠席議員   な    し 8. 地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名   町長             小  林  智  仁   副町長            阿  部  龍  裕   参事兼総務課長        田  中  達  也   財政課長           伊  延  徹  哉   危機管理課長         三  河  和  彦   税務課長           内  藤  泰  典   住民課長           井  内  利  充   福祉生活課長         米  澤  庄  司   長寿社会課長         片  岡  秀  文   建設課長           東  内     徹   産業経済課長         太  田  勝  久   子育て支援課長        奈  良  貴 美 子   環境保全課長         木  村  勇  人   健康増進課長         河  崎  洋  子   教育長            武  知  光  子   教育次長           中  村     淳   学校教育課長         桃  井     淳   社会教育課長         鎌  田  克  己   給食センター所長       岡  田  匡  範   監査委員           田  村     浩 9. 職務のため会議に出席した者の職氏名   議会事務局長         黒  川     浩   事務主任           浅  井  千  紘10. 会議録署名議員      9  番     井 上  裕 久     11  番     有 持  益 生11. 議事日程   日程第1 一般質問            午前10時00分 開議 ○議長(後藤忠雄君) ただいまの出席議員は14名であります。定足数に達していますので、これから本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第1 一般質問 ○議長(後藤忠雄君) 日程第1、一般質問を行います。 順番に発言を許します。11番有持益生君。 ◆11番(有持益生君) おはようございます。 議長のご指名をいただきましたので、通告に従いまして一般質問をさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 まず最初に、今年も大きな台風が日本を何個か襲いまして、特に千葉県では15号のときに風速50メーターという大きな風があって、電柱等もかなり倒れ、停電が長いこと続いたことがございました。また、東日本を中心に台風19号が襲来して、長野県から福島県の太平洋沿岸を総なめにするような大きな台風が発生いたしまして、今回も大勢の住民の皆様方の、けがをしたり亡くなられたり、心からお見舞いを申し上げたいと思います。本当に大変でございました。まだまだ復興も進んでないようでございますけれども、今後とも、冬に向けて大変ではございますけれども、頑張っていただきたいと思います。 それでは、まず最初に、大雨、台風時の対策につきまして質問をさせていただきます。 今申し上げましたように、今回は東日本を中心に大変な被害をもたらしたわけです。しかしながら、徳島県におきましては、古くから台風というのは毎年のように発生して通過をしていくのが徳島県の現状でございます。その長年の経験をもとに徳島県は、堤防の強化をずっと進めてきたおかげで、今まで石井町も飯尾川等の氾濫によってかなり農作物とか、いろんな災害を受けておりますけれども、死者が出たり大変な事態には今のところは至ってはおりません。しかしながら、現在の気象状況といいますか、地球温暖化の影響もあるんでしょうけれども、台風自体が非常に大型化をしてまいっております。ですから、いつ本町においてもどのような甚大な被害が出るかもわかりません。 そこで、石井町においても、これは全国ですけれども、警報等も5段階に分けて出して住民の皆様方に避難をしていただくわけでございますけれども、なかなかこの警報等を出すのには難しいとは思います。しかしながら、今回の台風の状況によって、住民の方も今までとは違って、避難をしなくてはいけないという気持ちが非常に高まっておるわけでございます。今回も、寝たきりの方とかお年寄りの方が、水が出ても逃げれない状況で亡くなられた方がたくさんおられます。 そこで、石井町において、この大雨、また風水害が起きた場合にどのように対処していくのか。避難地をはじめ、いろんな対策を石井町もとられておりますけれども、今後どのような対策をとられるのか、ぜひ危機管理課長からご答弁をいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(後藤忠雄君) 三河危機管理課長。 ◎危機管理課長三河和彦君) お答えいたします。 甚大な被害が今年度たくさん関東のほうで発生いたしまして、そのような大雨が降った場合に石井町としてどのような対策を起こしていくのかというところで答えさせていただきます。 大雨とか台風とかの災害につきましては、ある程度事前に予測できるところがあります。先ほど、避難準備とか避難勧告等の発令等々もございますが、石井町では、台風の進路とか予想降雨、また河川の水位、池田ダムの放流量など、さまざまな気象情報を収集した後に、住民の方が自発的に避難行動をとっていただけるようなタイミングで避難勧告避難指示等を、避難準備も含めまして出す方向でやっております。 1点、防災無線が聞こえづらいというところで、6月からなんですが、警戒レベル3の場合に、その警戒レベル3という放送の前にサイレンを3回鳴らす。それから、警戒レベル4のときには事前にサイレンを6回鳴らすというような対応も今現在いたしております。 この地球温暖化等も含め、急激な雨等々が降っておる状況ではありますが、先ほどご質問の中にもありましたが、地域の特性というのがあろうかと思います。安心をしていただくという意味で言うんではないんですけれども、今回、台風19号、長野県の気象情報、これを今手元に持っておるんですけれども。 まず、石井町のハザードマップにもそうですが、吉野川の氾濫に関しましては、計画規模、150年に一度の大雨による洪水でどれぐらいの浸水が想定されているのか。それから、最大規模、これは1,000年に一度の大雨で起こり得る洪水の規模というのがハザードマップ等で示されております。その中で、150年に一度、1,000年に一度の想定降雨というのがあります。 例えば、長野県の千曲川、先日の19号で氾濫した地域でございますが、そこの降雨、その150年に一度の計画規模の降雨と最大規模の降雨をちょっとここでご紹介させていただきますと、千曲川の計画規模に関しましては、2日間の総雨量で186ミリ、それから最大規模に関しましては396ミリとなっております。今回、その長野県の気象速報の中で、長野県内の千曲川の流域で、2日間の最大で観測史上極値となりましたところで322.5ミリの大雨が降っております。これを石井町、吉野川のほうに照らし合わせますと、吉野川の計画規模というのが、この2日間降雨で、池田が490、それから岩津で440ミリ。あと、最大規模に関しましては、765ミリの大雨を想定して計画されております。 これで大雨が降っても大丈夫かというんでは、そうではなくて、その間、その雨の降ってる間に避難の時間というのがとれることになるのかなと思っておりますので、今後も早目早目の避難を促すための情報発信等々で、住民の方の避難に対する、災害に対する防災意識の向上に寄与できるような活動をやっていきたいと思っております。以上でございます。 ○議長(後藤忠雄君) 有持益生君。 ◆11番(有持益生君) ありがとうございました。 確かに、長野県の場合は、今まで台風等も余り通過しておりませんし、大雨自体も降られていないというのが現状でございます。 しかしながら、このごろは、どこに大雨が降るやらわからない、どういう進路に台風が行くかわからないというふうな状況が最近は非常に多いわけでございます。徳島県の場合も、私も最初に言いましたように、毎年のように台風が襲来する県でございますので、それなりの対応がとられてまいりました。ですから、よその県に比べても、特に3大暴れ川と言われた周辺は、昔から台風の襲来によって大変な被害が出てきたから、そういう経緯があるから堤防等も強化しております。 しかしながら、現在においては、今までの常識を超えるような大雨が降るというのが予想されております。そこで、150年に一度の大雨が降った場合に、公民館とか学校等に、ここまで水が到達するという印をつけていただいて、住民にも周知していただいております。この28年に石井町の災害ハザードマップを作成していただいて、石井町の大雨が降った場合にどういうふうな状況になるかというのはよくよくわかります。もしも150年に一度の大雨が来たら、石井町内全部水につかる、100%つかるというのが現況でございます。山は別といたしまして、石井町のほとんど、99%水につかるというのが現況でございます。 そこで、一番心配されますのが、もしこういうふうな大雨が降った場合に、今の現在の、これにも載っておりますけれども、大雨のときにどこへ逃げるかといいますか、避難地の掲示もされておりますけれども、もし大雨が降った場合だったら、3階以上のある建物に避難する。そうなりますと、病院とか町内の老健施設とか、いろんなんもありますけれども、3階以上の建物といいますと、学校とかは別にいたしまして、それ以外には、3階以上の建物があるというのは数が限られております。そこで、もしものときに避難をさせていただけるようなことは、町も、例えばフジグランにしても、2階、3階以上の駐車場等であれば住民の人が避難もできる。ですから、民間の避難場所も考えておかなくてはいけないような状況になりつつあるんではないかと思います。 そこで、もし、もしといいますか、そういうふうな大雨の場合に対処をどのようにされるのか、ご答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(後藤忠雄君) 三河危機管理課長。 ◎危機管理課長三河和彦君) お答えいたします。 150年に一度、1,000年に一度というような大雨が降った場合にどのような対応をするのかということですけれども、気象の今温暖化等々も含めまして。まず、水防法の改定によりまして、浸水の予想というのが高くなりました。自治体のそういう対応につきましては、そういうところで本当に毎年のようにゴールラインが遠ざかっていくというような現状で、なかなかハードの整備とかも含めて追いついていってないのが現状かと思います。 先ほどおっしゃられました、どこに避難するのかというところにはなるんですが、一応今現状、この災害ハザードマップにも出させていただいておりますが、吉野川各避難所の対応の災害というのを丸、三角、バツということで記載させていただいております。この洪水のマップに、吉野川が氾濫した際に想定されている浸水深、それぞれの場所における最大値に達した場合に、そこで対応できるのが丸で、上層階の対応が可能で三角というような形で、避難所の一覧表のほうにも、ハザードマップ等々でも載せさせていただいておりますが、なかなか、数的にたくさんあるかというたら、そういう状況ではない中であります。 先ほど言っていただきました、例えばフジグランとかの避難ということもありますけれども、フジグランも、フジグランまで行く箇所というのが若干低い場所というのもございますので、早目早目の避難、特にこういう大雨の吉野川が決壊するような状況でありますと、事前にそういう情報というのが国交省の河川事務所からもホットラインで連絡も来るとか、いろんな情報収集というのを町のほうでもやります。それで、早目の避難を呼びかけることとしておりますので、早目早目の避難、それからご近所とかでの、災害時に浸水想定以上の場所に、逃げるような場所というのをふだんから見つけていただいてとか、地元自治会とか自主防災会等々でも話し合っていただいて、そういう1,000年に一度の大雨、吉野川が決壊した場合にはどういうふうな避難をすればいいのかというのを、また日ごろから考えていただければと思っております。以上でございます。 ○議長(後藤忠雄君) 有持益生君。 ◆11番(有持益生君) ありがとうございました。 150年に一度の水害が起きるとも言えませんけれども、しかしながら今このように毎年台風が大型化、アメリカのハリケーンと余り変わらないぐらい台風が大型化しておるのが現況でございますので、町としても町民の命を守るために、日夜努力していただいておることはよくわかっておるんですけれども、なおこういうことも考えていかなくてはいけないような状況になりつつあるというのは非常に残念ではありますけれども、これも行政として考えていかなくてはいけないことでありますので、今後とも検討をしていただきたいと思います。 次に、地震対策につきまして質問をさせていただきます。 今回の視察で、課長も一緒に視察についていっていただきまして、益城町の状況を一緒に見せていただきました。そのときに特に思ったのは、益城町の職員の方も、こんなことが起こるということを想定していなかったので心の準備ができていなかったというふうなご助言をいただきました。非常に、平成28年4月に地震が起こってもう2年半が過ぎるんですけれども、住宅等につきましてはかなり復興が進んでまいっております。しかしながら、まだ大勢の方が復興住宅でお住まいになり、非常に不便な生活を送っているというのがまだまだ現状でございます。 地震というのはいつ起こるかもわかりませんし、今回、1月19日に地震を想定して各小学校区の地区におきまして避難訓練をされるということでございますけれども、ないのにこしたことはないんですけれども、地震も台風もいつ起こるのかというのはわかりません。しかし、もう起こるという条件で町としては考えておかなくてはいけないのが町政だと思いますので、大変なことは重々わかりますけれども、その対策について、今回1月19日にどのような訓練をするのか。自治会等に通知も出していただいておりますので内容等には大体わかりますけれども、できるだけ多くの住民の方に周知をして、そして参加をしていただく。心構えがあれば、大きな地震が起こった場合に対応できるのも違うんではないかと思いますので、今回の防災訓練について何を主体としてどのような訓練を行うのか、課長よりご答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(後藤忠雄君) 三河危機管理課長。 ◎危機管理課長三河和彦君) お答えいたします。 令和元年度石井町の防災訓練についてということでご質問いただきました。 今年度、まず例年と1つ違いますのは、各地区、小学校体育館、5地区、5カ所の会場を使って避難、防災訓練を行うというところです。テーマといたしまして、「防災ウォーキング、こどもも、おとなも、歩いてみよう!」ということをテーマに掲げまして、まずは地震があったときに避難所まで歩いていっていただく、ここが一番の重要なといいますか、今回の防災訓練の一番の中心でございます。 避難所運営に関しましては、今後も住民の方主体でできるような運営というのを取り組んでいかなければならないんですけれども、今年ですか、前回の避難訓練のときのアンケート等も見た中で、石井中学の体育館1カ所でやるんじゃなくて、できれば実際に避難する場所に避難するような訓練をというようなお声もたくさんありました。当初、20カ所あります指定避難所、地震が起こった場合に開設される指定避難所20カ所全部で一斉にということも1度考えたんですが、なかなか町内全域を挙げてということでやりますとちょっと難しいかなというところで、まずは5カ所、小学校単位で歩いて避難していただくというような計画を出させていただいております。 大きくは、1月19日、日曜日9時に大規模な地震が発生したと想定しまして、9時のサイレン防災無線で鳴らしますので、そのサイレンをもとに、各地区、各ところから地元の最寄りの小学校体育館まで歩いて避難していただく。歩いて避難していただく最中に、避難路の確認とかもしていただきながら歩いてきていただいて、体育館入り口受け付けを済ませていただきます。 どうしても想定されるのが、避難所に近い方は5分、10分で到着するかと思うんですが、離れてる方に関しましては40分、50分かかるような形になろうかと思います。まず、その受け付けが終わった方から、防災マップハザードマップに載ってるような、地域の大きい地図を準備しようと思っております。そこに避難路を書き込んでいただいたりとか、それから道中、歩いてきよる最中に、避難路に危険なブロック等とかがここにあるとか、そういう箇所をちょっと入れていただきながら話し合っていただく機会ですとか、それからあとは、各小学校ごとに、例えば防災士会のほうにお願いして防災講座を間でやっていただく。それから、名西郡医師会のほうにお願いをしましてトリアージの体験等々もやっていただくとかというような、小学校ごとで違った防災体験防災学習等をしていただくブースを設けまして、ある程度人数が確認できたところで、町のほうの災対本部のほうに、招集してる人数の連絡をして、その人数分の非常食というのを配備する訓練もあわせて行います。 今回、来年の前半ごろに賞味期限が切れるような分としまして、アルファ化米とそれとカロリーメイトのほうをお配りすることになっております。それを、各小学校、避難者数の分を輸送して、それを参加者の方で配っていただいて訓練終了というような、大きな流れとしてはそういうところを計画しております。 まず、避難所まで歩いていくというようなことが、多くの方が初体験といいますか、ふだんなかなかそういうことがないのかなと思いますので、まずはその第一歩、避難所まで歩いていただくというところを、今回の最大の目標といいますか、に想定して訓練を計画しております。 あと、広報につきましては、今現在、自主防災会、自治会のほうにチラシと、その裏に避難者のカードを、受け付け時に提出していただける、受け付けの場で書いていただいても構わないのですが、避難所の受け付けがスムーズにいくように事前に書いていただきたいということもありまして、それをつけてお配りさせていただいております。また、昨日からホームページとケーブルテレビでも流させていただいております。それから、各小学校の児童に、保護者宛の文書も添えまして、児童向けにその訓練の内容をちょっと簡単に書いた分で、お父さん、お母さん、おじいさん、おばあさんと一緒に参加しませんかというような形で文書も配らせていただいております。 ただ、お子様に関しましては、お子様だけの参加というのはちょっとご遠慮いただいて、家族の方と一緒に参加していただくというところで広報させていただいております。 あと、1月15日発行の広報いしいのほうにも、そのチラシを切り取って使えるような形で広報させていただきたいと思ってますので、ぜひたくさんの方の参加をお願いしたいと思っております。以上でございます。 ○議長(後藤忠雄君) 有持益生君。 ◆11番(有持益生君) 大変詳しくご説明をいただきまして、ありがとうございました。 今回初めて5つの学校地区で開催するわけでございますので、それもちょっと心配いたしましたのが、自治会のほうから参加申込書をいただいておりますけれども、いつ出すんですかと言ったら、いや、それは当日持っていったらええんとちゃうでというふうなお答えをいただきましたので、それでは人数の把握ができないのではないかということで、周知徹底が進んでおられるのか心配してお尋ねをしたわけです。 日ごろの訓練というのは非常に大切でございます。そこで、今回初めて歩いて避難場所に行くという、今までしたことのない取り組みでございますので、できるだけ多くの皆さんのご参加を得て、非常時に対処できるような対策を町としてもとっていただきますように、これはお願いをしておきたいと思います。 次に、地域農業の将来ということで質問をさせていただきたいと思いますけれども、今現在、農業の置かれておる状況といいますのは、毎度言いますけれども、農家の従事者の非常に高齢化が進んでおります。 私の前に農機具屋があるんですけれども、古い機械といいますか、農業をやめるからもう引き取ってくれということで、古い機械がどんどんと戻ってくるといいますか、買い取りをしてくれというような状況になっております。ということは、機械が使うんじゃなしに、自分もやめたいという高齢化が非常に進んで、農業自体が衰退していくのが現状でございます。それを支えるといいますか、農産物の価格が非常に不安定であると。これも、ちょっと品物がなくなれば、外国から幾らでも輸入するので。昔だったら、物がなければ農産物の価格が上がるという状況だったんですけれども、今現在は、物がなければ、すぐ輸入するので、つくれなくても、結局農家はお金がもうける時期というのがないわけでございます。ですから、だんだんと生産意欲が廃れていくのが今の現況でございます。そこで、農機具も売れないということで、非常に自動車以上に農機具等の価格が高騰しております。ですから、機械が一つでも壊れたら農業をやめようというのが今の農業の状況でございます。 それで、政府も苦慮しまして、今回、農業、将来に関するということですけれども、農地の利用についてのアンケートをやったわけでございますけれども、石井町においても12月20日までに回答をくださいということで、私もアンケートを出したわけでございますけれども、このアンケートを集めて、それを今後の農業にどのように対応していくのか、産業経済課長のご所見をお願いしたいと思います。 ○議長(後藤忠雄君) 太田産業経済課長。 ◎産業経済課長(太田勝久君) お答えいたします。 アンケートをどう活用するかという問いだと思います。 今現在アンケートは、4割近く返ってきてるんですが、まだ20日まで期限がありますので、皆さん、アンケート調査にご協力をお願いしていただきたいと思います。 このアンケートをどう使うかということでございますが、今回のアンケートは、地域の農業者の年代分布とか後継者の有無といった状況がわかるようにアンケートを行っております。今年度に集計を行いまして、来年度には、この結果をもとに地図化による現況把握を行いまして、5年から10年後に後継者がいない農地の面積を地図で見える化し、それを話し合いの場で活用できるようにしていきたいと思っております。以上でございます。 ○議長(後藤忠雄君) 有持益生君。
    ◆11番(有持益生君) ありがとうございました。 12月20日までの締め切りでございます。今40%ぐらいの回答が返ってこられておるということでございます。 将来的に後継者がほとんどいないというのが今の石井町の状況ではないかと思います。そこで、農地を有効利用していただくためには、なかなか農地を貸したいと言うても預かり手が今少ないというのが現況でございます。そこで、何か、農協等も1枚加わっていただいて、石井町の農業、農地を維持していくために努力をしていただきたいと思います。 1年間耕作放棄しますと、3年間はまともな作物はつくれないというのが農業の現況でございます。というのは、1年間種が落ちますと、種というのは引っ込んでも3年間生え続けます。そうしたら、野菜等をつくってもなかなかいいものはできないので、耕作放棄地になりますと農業を続けるのは非常に困難であるということでございますので、早目早目の対策をとっていただくように、これもお願いをしておきたいと思います。 次に、特定健康診査につきまして質問をさせていただきたいと思います。 石井町は、40歳から75歳の特に国民健康保険の加入者についての特定健診を行っていただいております。私も検診を受けておりますけれども、この間、うちに町の保健師の方が訪問していただきまして、今回ようけひっかかってるところがあるということでレクチャーを受けたわけでございますけれども、非常に日ごろ健康には気を使っておりますけれども、年をとっていくとだんだんと悪いところもできてまいります。 そこで、石井町の特定健診につきまして、今状況といいますか、どれぐらいの方が受診されて、どのようにそれを利用して、町民の健康のために頑張っていただいておるのか、課長のほうからご答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(後藤忠雄君) 河崎健康増進課長。 ◎健康増進課長(河崎洋子君) お答えいたします。 特定健診は、法定報告の結果が翌年度の11月に確定することから、平成30年度の実績でお答えしたいと思います。 受診人数は1,557人、受診率は39.4%でした。この値なんですけれども、石井町の目標としては受診率50%を目指しております。まだまだ受診率が低いようと思いますので、受診をこれからも勧奨していけたらと思っております。 また、健診後の取り組みといたしまして、先ほど議員からお話がありましたように、いろんな、保健師、管理栄養士がご自宅のほうに訪問させていただいたり等をしまして対応させていただいております。これは、生活習慣病、特に糖尿病、高血圧、脂質異常症などの重症化予防に取り組んでいるということです。生活習慣病は、症状が出にくいため放置してしまう方が多く、気づいたときにはかなり重症化している場合があります。そこで、特定健診の結果、重症化のおそれのある方には、保健センターの保健師や管理栄養士が健診結果の見方の説明や食事、栄養面等の相談などを行っておりますので、ぜひ健康づくりにご活用いただけたらと思います。以上です。 ○議長(後藤忠雄君) 有持益生君。 ◆11番(有持益生君) ありがとうございました。 せっかく健診しておるのに、まだ39%ぐらいの方しか受診をしていないということでございます。 確かに、私もたいそうななとは思うんですけれども、自分の体のことを考えますと、何年か前から受診をしておるんですけれども、毎年数値がどんどんどんどん上がっていくのが非常に、たこじゃないんですけれども、上がりゃあええものでないんで、下げる方法を考えていかなくてはいけないと思います。そこで、この間も2時間近くいろんなお話をしていただいたわけですけれども、大変な仕事だと思います。しかしながら、住民の健康を考えるには、そういうふうに自分でも気づかないところを保健師さん等がいろいろレクチャーをしていただいて気づいていくというのが非常に自分の健康を守るために大事なことではないかと思いますので、今後住民の皆様も、せっかく無料でしておる事業でございますので、多くの皆さんの受診を私からも受けていただくようにお願いをいたして、この質問につきましては終わりたいと思います。ありがとうございました。 次に、最後になりますけれども、公民館の分館長につきまして質問をさせていただきます。 浦庄の集会におきまして住民の皆さんから、公民館の主事さんが3年間でもう次に交代するのではなかなか事業等についてもうまくいかないではないかというふうなご意見もありました。そこで、町長はじめ町当局といたしましても検討していただけるということでございましたので、公民館の分館長につきましてどのように現在しておるのか、課長のほうからご答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(後藤忠雄君) 鎌田社会教育課長。 ◎社会教育課長(鎌田克己君) 有持議員の質問にお答えいたします。 公民館主事の雇用についてのご質問をいただいております。 雇用につきましては、公募いたしまして、書類選考、また面接試験によりまして、その結果によって雇用いたしております。毎年でございますけれども、年度初めに任命書を交付しておるのが現状でございます。以上でございます。 ○議長(後藤忠雄君) 有持益生君。 ◆11番(有持益生君) 住民の方の公募によって面接、書類選考等で採用していただいておるということでございますけれども、来年度から会計年度の任用職員の導入が始まります。これで、分館長とかの雇用について待遇等がどのように変わっていくのか、ご説明をお願いしたいと思います。 ○議長(後藤忠雄君) 鎌田社会教育課長。 ◎社会教育課長(鎌田克己君) お答えいたします。 議員おっしゃるように、公民館主事につきましても、会計年度任用職員に平成2年度より移行になります。現在は、公民館主事につきましては、特別職の非常勤職員に位置づけられております。それが会計年度任用職員に移行するに当たってどのようになるかということでございますけれども、いわゆる何が違うかということを申し上げますと、毎年度募集いたしまして、毎年度面接試験を行います。その結果によって雇用するというふうな形になろうかと、それを思っております。 待遇についてでございますけれども、待遇につきましては、賃金、報酬額でございますか、それと勤務時間についてはなるべく現状の維持を堅持したいと、そのように考えておるところではございます。以上でございます。 ○議長(後藤忠雄君) 有持益生君。 ◆11番(有持益生君) 会計年度の任用職員に当たるということで、毎年採用をというか、検討していくというふうな状況に、今までは1度任用いたしますと3年間の任期ということであったのが、毎年採用すると。 それで、住民の方は、できるだけ、せめて3年の倍の2期ぐらいはできないのかというふうな要望であったと思うんですけれども、そこで今後、この公民館の任期について、毎年していくということはわかったんですけれども、その任期についてどのようにこれから考えていかれるのか、ご所見をお願いしたいと思います。 ○議長(後藤忠雄君) 鎌田社会教育課長。 ◎社会教育課長(鎌田克己君) お答えいたします。 任期についてのご質問をいただいております。 先ほども申し上げましたように、来年度より会計年度任用職員に移行いたします。毎年度の公募、面接試験によります審査によって雇用となるため、先ほども議員おっしゃる、更新する年数をかけるべく制度上の理由はございません。今の現状とすれば、本人による退職願がない以上、原則としては3年間をめどに更新を行っており、欠員が生じた場合においては、公募によりまして面接試験を行い、審査の上、雇用をいたしております。しかし、先ほども申し上げましたが、次年度より、更新でなく、毎年度の公募により面接試験を受けていただくということになります。近年、分館長の業務は、地域のつながりであったりとか、時間外及び休日勤務など、ハードでもあることもありまして手不足になってるのも現状でございます。 雇用期間についてでございますけれども、前段で申し上げたことを踏まえまして、長期にわたっての同じ分館長が務めることによるメリットあるいはデメリットともに想定し得るため、各地区での分館運営状況を十分に把握いたしまして、適材適所を見きわめ、各地区分館が社会教育の場として、分館長並びに公民館利用者にとってよりよいものとなるよう慎重に運用を考えてまいりたいと、そのように担当課として考えております。以上でございます。 ○議長(後藤忠雄君) 有持益生君。 ◆11番(有持益生君) ありがとうございました。 毎年任用していくということでございます。そこで、分館長にいたしましても、地域の現状というのもありますし、個人的なこともないとは言えません。メリットもあればデメリットもあるのが現状でございます。そこで、公民館の主事というのは、非常に激務である人と、まあまあ楽でいけるという人も、人によっては違うと思いますけれども、平均に公民館の主事というのは非常に激務な仕事で、夜も出なくてはいけないし、なかなか任用すると言うても手を挙げる人も今は少ない現況でございます。 そこで、その地域地域の現況に合わせてこれから判断していただくということでございますので、それはいろんなことを留意していただきまして判断をしていっていただきたいと思います。非常に公民館活動というのは重要な仕事でもございますし、今後とも町民のサービスについても図ってはいかなくてはいけない重要な場所でもございますので、今後ともこのことにつきまして留意をしていただきますようにお願いを申し上げまして、今回の一般質問を終わらせていただきたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(後藤忠雄君) 12番山根由美子君。 ◆12番(山根由美子君) 議長の指名により、一般質問を始めさせていただきます。 まず、災害対策についてでございますけれども、今有持議員からも質問がありましたように、ちょっとかぶるところがあるかもわかりませんけれども、よろしくお願いいたします。 近年は、地球温暖化による甚大な災害が世界各地で起きております。異常な高温気象、局地的、大規模で長期にわたる洪水が頻繁に発生し、安全な地域はどこにもありません。今年の秋、関東、東日本の豪雨災害を目の当たりにして、住民の方も恐怖におびえたことと思います。現実に、災害は自分の身に起こらなければ理解されないものでございます。 そこで、吉野川が氾濫した場合、町内ほぼ全域が浸水すると先ほども言われておりました。今の防災マップですけれども、危険箇所が網羅できているのかどうかお伺いいたします。 ○議長(後藤忠雄君) 三河危機管理課長。 ◎危機管理課長三河和彦君) お答えいたします。 今現在の防災マップで危険箇所が網羅できているのかという質問をいただいておりますが、このハザードマップにつきましては、先ほどとちょっとかぶるところがあるんですが、災害ハザードマップのいわゆる吉野川につきましては、計画規模の降雨、150年に一度のが今のハザードマップには載っております。このハザードマップ作成後に水防法等の一部を改正する法律が施行されまして、吉野川に関しましては、想定最大規模の降雨、1,000年に一回程度起こり得る大雨を対象とした浸水想定区域の公表が義務づけられたことから、国交省四国整備局が吉野川下流域の洪水想定区域図を公表しておりまして、ほぼ全域で石井町内の浸水が想定されることとなっております。 危険箇所が網羅できているのかということなんですが、その1,000年に一度の想定区域図は今現状載っておりません。インターネット等では公表しておるんですが、それも含めまして、あと今現状の石井町の災害ハザードマップにつきましては、県管理河川の飯尾川、江川の浸水想定区域と、あと平成16年、台風23号浸水実績、及び土砂災害警戒区域を地図上に表示しております。本年8月公表の県管理河川の新たな浸水想定区域や、想定最大規模の河岸の侵食幅を予測した家屋倒壊等氾濫想定区域というのが、来年度作成予定の新しいハザードマップには追加することとなります。 日ごろから地域の災害リスクや避難経路を確認するなど、ハザードマップを有効に活用していただければと思っております。以上でございます。 ○議長(後藤忠雄君) 山根由美子君。 ◆12番(山根由美子君) ハザードマップには、洪水時に何が起きるのか、どういう避難行動をとったらいいのかをわかりやすく書いた冊子になると思います。町内のほぼ全域が浸水する可能性があるということで、避難の重要性を呼びかけ、各家庭でも避難計画を立てておくことは最も重要なことだと思っております。 本町は、直近にこそ大きな災害は起きておりませんけれども、過去には町内にも台風による浸水被害をもたらした経験があります。最近は自然災害が大型化し、いつ起こるかわかりません。住民の生命、財産を守るための対策、危機管理を強めていただいておりますけれども、我が事として取り組んでいただくように要望しておきます。 それでは次に、初動体制についてお伺いします。 本町も職員数が減り、災害時に対応できるのか、職員自身が災害に遭い役場に来られない場合も想定します。実際災害が発生したときに備えてのマニュアルについてお伺いいたします。 ○議長(後藤忠雄君) 三河危機管理課長。 ◎危機管理課長三河和彦君) お答えいたします。 石井町地域防災計画から抜粋しました、初動配備、災害対策本部設置など、石井町地域防災計画の中にあります職員の初動マニュアルを作成して対応しております。 その中で風水害の部分を若干説明させていただくと、体制としましては、待機体制、警戒体制、第1非常体制、第2非常体制の順となっておりまして、台風や風水害の場合には、待機体制、警戒体制により災害の状況を把握し、予想される状況によって災害対策本部の設置や第1非常体制、それから全職員が登庁する第2非常体制へと組織強化するような体制をとっております。 また、マニュアルには、各体制における職員の業務分担なども細かく決められております。以上でございます。 ○議長(後藤忠雄君) 山根由美子君。 ◆12番(山根由美子君) それでは次に、建設課にお尋ねいたします。国や県が管理する河川管理についてお伺いいたします。 吉野川の高瀬の潜水橋の南岸には、上板町側になるんですけれども、橋より高い土砂の堆積や、河川が樹林化している状態でございます。この状態を放置していては、ちょっと危険が増すと思います。それについての解決をするように、石井町のほうから国に対策を講じてもらえないかどうかお伺いいたします。 ○議長(後藤忠雄君) 東内建設課長。 ◎建設課長(東内徹君) お答えをいたします。 昨年のまちいち集会においても、そのときは六條大橋のあたりでございましたけれども、土砂の堆積についてのご意見がございました。吉野川の河川管理者であります国土交通省徳島河川国道事務所のほうへ問い合わせをいたしますと、対策が必要な箇所については優先順位をつけて対応をしていくとの答えでした。 今回、高瀬橋北部周辺について徳島河川国道事務所へ確認をいたしますと、上板町からも要望があって樹木の伐採を年明けに実施する予定であるとのことで、このことにより河床が動きやすくなり、土砂の堆積についても解消される見込みであるとのお答えでございました。 また、吉野川以外の対策といたしましては、現在、河川内に繁茂している樹木が洪水時に水の流れを阻害したり、流失した流木が下流の堤防や橋梁等の施設へ悪影響を及ぼすことを防止するために、飯尾川放水路の河川敷2カ所、そこで、河川管理者であります徳島県が繁殖している竹林を伐採しているところでございます。また、飯尾川の天神前川合流部から天神橋までの間、OKいしいパーク周辺ですけれども、ここについても河道掘削に着手をしております。以上でございます。 ○議長(後藤忠雄君) 小休します。            午前11時00分 休憩            午前11時16分 再開 ○議長(後藤忠雄君) 再開いたします。山根由美子君。 ◆12番(山根由美子君) 済いません。先ほどの質問の中でちょっと訂正させていただきたいことがございますので、議長の許可を得たいと思います。 ○議長(後藤忠雄君) 許可いたします。 ◆12番(山根由美子君) 済いません。先ほど吉野川の高瀬の橋の南岸と言ってしまいましたけれど、北岸の間違いでした。訂正いたします。 それでは、さきのお答えでは、上板町からも要望があり、樹木の伐採を年明けに実施されることについては安堵いたしました。現在は、確かに飯尾川放水路河川敷で繁殖している竹林を伐採して、少しずつ住民の意見を取り入れ改善が進んでいることは喜ばしいことと思います。 それでは、河川の越水、漏水の監視カメラについても、国の管轄になるとは思いますけれども、水害監視のカメラの設置の場所についてお伺いいたします。 ○議長(後藤忠雄君) 東内建設課長。 ◎建設課長(東内徹君) お答えをいたします。 吉野川については、国土交通省徳島河川国道事務所が第十堰付近、あと六條大橋においてライブ映像をインターネット上で公開をしております。 また、飯尾川については、吉野川市が石井町との行政境にかかっている飯尾川橋に設置しており、こちらも閲覧が可能となっております。 そのほか、カメラではございませんけれども、監視の手段として水位計が設置されております。設置箇所は、吉野川においては六條大橋、高瀬橋、次に飯尾川においては加茂野、御所地橋、関、渡内川においては為老橋となっており、全てインターネット上で閲覧が可能となっております。以上でございます。 ○議長(後藤忠雄君) 山根由美子君。 ◆12番(山根由美子君) 先ほどのご答弁で、全てのインターネットで閲覧ができるということは家庭のインターネットでも可能なのかどうかお伺いいたします。 ○議長(後藤忠雄君) 東内建設課長。 ◎建設課長(東内徹君) 先ほどご報告させていただいた件については、全て家庭のインターネット上で閲覧が可能です。以上でございます。 ○議長(後藤忠雄君) 山根由美子君。 ◆12番(山根由美子君) 家庭のインターネットで見るということは、私も注視していきたいと思っております。 世界の自然災害の49%は洪水、暴風雨は28%、地震、津波は7%で、このまま地球温暖化が進めば干ばつや洪水が激しさを増すと言われております。災害が起こらなければなかなか理解されておりませんが、現実に何度もこの場に行っておりますけれども、高瀬橋の西、南岸は、堤防からの漏水、周辺は地下水の吹き上げで、田畑一面、道路、また石井町が貸し出している農園も冠水してしまいます。大きな被害が起こる前に真剣な対策を講じていただきますように強く要望しておきます。 それでは次に、避難情報伝達手段についてお伺いします。 ひとり暮らしの方、避難をする手段のない方、スマホ、インターネットがない方への対策、事前に早目の避難などの情報の伝達を手段としてどのようにするのかお伺いいたします。 ○議長(後藤忠雄君) 三河危機管理課長。 ◎危機管理課長三河和彦君) お答えいたします。 災害時の情報の伝達手段でございますが、まず防災行政無線をはじめ、NHK、四国放送、石井ケーブルテレビなど、テレビ放送の緊急通報テロップの利用、FM徳島、FMびざんなどのラジオ放送、NTTドコモ、au、ソフトバンクなどの携帯電話へのエリアメールの情報発信に加え、町ホームページやツイッターなど、利用可能なメディアを使って災害情報の発信に努めております。 議員おっしゃるとおり、台風などの風水害におきましては、事前にある程度の想定が可能かと思いますので、まず行政機関からの情報発信を待つだけでなく、積極的に災害状況の把握に努めていただき、地域で声をかけ合って早目早目避難行動をお願いしたいと思っております。以上でございます。 ○議長(後藤忠雄君) 山根由美子君。 ◆12番(山根由美子君) ひとり暮らしの高齢者のお宅では、情報の伝達っていっても難しい面もあるとは思いますけれども、要援護者と登録して、情報収集に努めていただきたいと思っております。 それでは次に、石井町の避難者の受け入れ態勢についてお伺いします。 まず、町の指定避難所は、町民が安心に避難し安心して過ごせる態勢を提供する必要があります。その基盤となる、1人当たりのスペースの確保やプライバシーの問題、食事や生活物資、医療や介護の必要な方への支援などの受け入れ態勢についてお伺いいたします。 ○議長(後藤忠雄君) 三河危機管理課長。 ◎危機管理課長三河和彦君) 避難所の受け入れ態勢についてお答えいたします。 各避難所は避難所運営マニュアルに沿って運営することを想定しておりますが、避難所1人当たりの居住スペースや家族単位のプライベート空間の確保など、取り組むべき課題が多いのが現状であります。 その中で、大規模災害時に避難所で問題となるのがトイレの問題です。熊本地震の避難所アンケートの結果でも不便だったことの第1位がトイレで、徳島県でも、被災者の生命や健康を守るために最優先で解決する事項として、徳島県災害時快適トイレ計画というのが策定されております。 石井町では、指定避難所に簡易トイレ及びマンホールトイレ、現在59基配備しておりますが、災害発生当初、避難者数約50人当たり1基のトイレ確保目標数には足りていないのが現状であります。目標数に少しでも近づけるよう、今年度、ゼロ作戦課の県補助2分の1を活用しまして、組み立てトランク型自動ラップトイレ、これを23基、及びトイレ用テントと専用消耗品を現在発注しております。 この自動ラップトイレにつきましては、防臭フィルムと熱圧着によって排せつ物を1回毎にラップし、水を使わず、紙おむつ同様の処理が可能で、感染症の予防にも効果が期待されます。 非常食の備蓄も含めまして、今後も避難所受け入れ態勢の充実に向け取り組んでまいりたいと思っております。以上でございます。 ○議長(後藤忠雄君) 山根由美子君。 ◆12番(山根由美子君) 避難所においては、まだまだ課題も多く残っているようでございます。食品や最新のトイレの用意があるということで、とにかく避難所運営がしっかりとできつつあると思っております。とりあえず住民の皆さんは避難所に行こうという気持ちになりますので、今後とも必要な物資を調えていただきたいと思っております。 住民の皆さん、私の住んでるところは浸水想定区域を外れているから安全というわけではございません。最近は、これまでになかったような集中豪雨のため、より高いところまで浸水する可能性があり、被害想定には限界があると思います。どんな立派なマニュアルやマップをつくっても、配るだけでは意味がありません。日ごろから、どこにどのように逃げるのかを考えておく必要があると思います。どんな場合でも、自分の命を守るのは自分でしかありません。私のほうからも、町民の皆さんも災害時は早目早目の避難を心がけましょうと呼びかけます。 次に、国民健康保険についてでございますが、まず初めに、令和2年度から子どもはぐくみ医療費助成制度が始まります。この問題は、私たち日本共産党が議会で何度も取り上げ、住民要求もしてきました。県内外の自治体にも大きく広がり、子育て世代には大変喜ばれているものでございます。 今回取り上げる国保問題も、高過ぎる国保税を何とか払える国保税にと質問を続けています。本来、国保制度は社会保障制度としてきちんと位置づけられているものと私は認識しております。国民生活の実態を把握しない政府は、公費投入を削り、支払いの限界をはるかに超える国民健康保険税となっています。そのために、多くの方が高過ぎると悲鳴が上がっております。高過ぎる国保税を引き下げ、格差解消を求めてお聞きいたします。 まず、本町の国保税の滞納者の状況についてお伺いいたします。 ○議長(後藤忠雄君) 内藤税務課長。 ◎税務課長(内藤泰典君) お答えいたします。 国保税、過年度の滞納者は、12月9日現在、約430名となっております。以上でございます。 ○議長(後藤忠雄君) 山根由美子君。 ◆12番(山根由美子君) 滞納者は、国保税が高く、払いたくても払えない状況が生まれているのは当然でございます。現在約430名とお答えいただきましたが、加入者の支払い能力や生活実態を超えた国保税だから滞納が続くあれと思います。 それでは、滞納件数の最も多い所得層はどの階層であるのかをお聞きいたしたいと思います。 ○議長(後藤忠雄君) 内藤税務課長。 ◎税務課長(内藤泰典君) お答えいたします。 滞納者の最も多い所得階層については把握できておりません。以上でございます。 ○議長(後藤忠雄君) 山根由美子君。 ◆12番(山根由美子君) 滞納者の収入段階を把握していないというのは、私はとてもおかしな問題と思います。 この不景気、消費税増税による企業の倒産、生活状況の急変などで、国保税が払えない世帯が増えてると思います。国保税を払えない所得階層が多いのか、どういう生活状況にあるのか、細かく見ていく必要があると思います。総務省の自治税務局から2018年1月に事務連絡として、納税者の個別具体的な事情を十分に把握した上で適正な執行に努めることを指示しております。国保税を払えない滞納者には個々の状況に応じた丁寧な対応をしていくと、いつも答えは返ってきております。今後においても、払えない滞納者には、払える保険税を求めていかなければ、とても解消するものではございません。 次に、国保税に、生活が激減したときに特例的に軽減する申請減免制度がありますが、この件についても議会で何度も取り上げ、要望を出してきました。本町の国保申請減免制度の基準についてお伺いします。 ○議長(後藤忠雄君) 内藤税務課長。 ◎税務課長(内藤泰典君) お答えいたします。 現在、本町においては、地方税法第717条第1項の規定に基づき、石井町国民健康保険税条例第22条及び第22条の2により減免を行っております。 条例第22条では、災害等により生活資源が激減した者、収入が激減し生活が著しく困難になった者及び刑務所等に収監された者について減免を行っております。 また、条例第22条の2では、後期高齢者医療制度の創設に伴い、被用者保険の被扶養者であった者について、激変緩和措置として当分の間、減免を講じるものです。 なお、条例減免につきましては、減免取扱要綱及び要領を作成し、それに基づき適切に取り扱いを行っております。 また、条例減免に該当しない方につきましても、生活困窮によりお支払いができない場合など、収入、支出など、生活状況や納期内納付ができない理由等を詳しくお伺いし、納税資力を的確に把握した上で、福祉関係機関と連携するなど、適切な対応をさせていただいております。以上でございます。 ○議長(後藤忠雄君) 山根由美子君。 ◆12番(山根由美子君) 条例減免に該当できない方についても、生活困窮で支払われない場合は適切な対応をさせていただくとお答えいただきました。 生活の実情に合ったものとして、保険料が払えて安心して医療機関にかかれてこそ、憲法25条にある、全て国民は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有するとしております。お金のあるなしではかるのは人権がありません。 私の友人は、年金生活でどうにか暮らしておりましたけれども、夫が病に倒れ、ひとり暮らしになり、1カ月8万円ほどの年金生活です。友達は以前から糖尿病や高血圧がありながら、なかなか病院にも行けないような状況でございます。ぜいたくはしたいとは思いませんけれども、保険税や医療費負担が重いと言っております。そのため、早朝から夜と、朝と夜との2つのバイトをこなす生活です。高過ぎる保険税は、住民の暮らしぶりだけでなく、明日への希望もない状況をつくり出します。これでは、健康で文化的な生活が送れるのでしょうか。 それでは、国保法第44条に基づく、一部負担金の活用についてお伺いいたします。 ○議長(後藤忠雄君) 井内住民課長。 ◎住民課長(井内利充君) お答えいたします。 国保法の第44条の一部負担金減免制度の趣旨と運用についてご説明させていただきます。 窓口負担の一部負担金減免制度につきましては、大々的には周知は行っておりませんが、国保業務におきまして、被保険者の皆様から個々にご相談としてお受けしております。しかしながら、今制度の後ろ盾となります国の基準が特別な事情により生活保護基準以下の状況を対象としているため、ご相談をお受けしても申請に至らないケース、もしくはこの当該制度のみの適用ではその方の生活困窮の改善には至らないケース等々が多く、個々の実態に応じて総合的なご案内をさせていただいているというのが現状でございます。以上でございます。 ○議長(後藤忠雄君) 山根由美子君。 ◆12番(山根由美子君) ただいまの答弁の中に、一部負担金の減免制度について大々的に周知はしていないと言われましたけれども、逆に大々的に周知をする必要があります。例えば、病院、役場などに、こんな制度がありますよ、いつでも相談に来てくださいと知らせることで、安心して医療にかかれます。この一言で命が救われます。ぜひ広く周知していただくように強く求めます。 それでは、国民健康保険の財政調整基金の残高についてお伺いいたします。 ○議長(後藤忠雄君) 井内住民課長。 ◎住民課長(井内利充君) 国民健康保険財政調整基金の残高についてお答えいたします。 平成30年度末で6億8,916万9,000円となっております。以上でございます。 ○議長(後藤忠雄君) 山根由美子君。 ◆12番(山根由美子君) 基金残額が6億9,000万円もあるということに、町民の方は、そんなにぜいたくに異常に基金を持つのか。基金を取り崩して保険税を引き下げてほしい。保険証が届かない町民の苦しみを行政はわかっていないのではとの声が上がっております。 国保は公的医療保険であり、社会保障の一環です。そうである以上、保険税を払える保険税にするためにあらゆる努力をするべきではないでしょうか。保険税を払えずに資格証明書を交付するのではどうかと思います。そこで、基金を取り崩して、保険税軽減に活用すべきではないでしょうか。ご答弁を求めます。 ○議長(後藤忠雄君) 井内住民課長。 ◎住民課長(井内利充君) お答えいたします。 基金を取り崩して保険税軽減に活用すべきだというご質問をいただきました。 本町の国民健康保険財政調整基金条例の第1条に、国民健康保険の長期にわたる財政の健全なる運営に資するため石井町国民健康保険財政調整基金を設置するとうたわれております。また、基金の処分、いわゆる基金の取り崩しにつきましては、第5条に、国民健康保険事業費納付金の納付に要する費用の不足等、国民健康保険事業の財政運営に支障を生ずる場合は、その全部または一部を処分することができると限定されております。 県に納めます国保事業費納付金の財源としては、すなわち国保税に不足が生じた場合に本町の財政調整基金を取り崩すことになります。現状、その国保加入者の所得により、医療費の伸びが高いことなど、今後、国保事業費納付金は増加すると予想されております。また、高額な医療費の発生等、突発的な原因によります給付費の財源につきましては、県の財政安定化基金を活用しますので、その年度内に国保事業費納付金の追加を県から求められることはありませんが、翌年度以降にその事業費納付金の算定に加算されることになりますので、結果、納付金の額が増加することになります。 こうした国保税率の改定に及ぼす影響を極力吸収し、毎年のように国保税の改定をすることなく、一応3年から5年ぐらいを想定しておりますが、中期的に安定的な国保税率を設定するために、基金は条例にのっとり活用することとしております。以上でございます。 ○議長(後藤忠雄君) 山根由美子君。 ◆12番(山根由美子君) お答えいただきまして、ありがとうございます。 子供の均等割の免除についてお伺いいたします。 ○議長(後藤忠雄君) 内藤税務課長。 ◎税務課長(内藤泰典君) お答えいたします。 子供の均等割の減免についても、従来より、全国知事会、全国町村長会等を通じて、子育て支援の観点から、軽減措置の導入を国に提言しているところであります。 子供の保険税均等割のあり方については、医療保険制度の公平性と子育て支援の観点から、社会保険制度の一体改革として国において議論されるべきものであると考えております。町独自に減免を行うとなりますと、子供の均等割減免に係る国保税につきましては、国保加入者から所得割等から負担していただくことになります。したがいまして、社会保障制度全体の見直しによらず町独自に減免を行うことは慎重であるべきと考えております。 現在、国においては、現行制度の趣旨や国保制度に与える影響を考慮しながら検討が続けられているところであり、本町におきましても、こうした国の動向を注視するとともに、引き続き国民皆保険の最後のとりでである国保制度が将来にわたり堅持されるよう、国保財政の基盤強化について国に求めていきたいと考えております。以上でございます。 ○議長(後藤忠雄君) 山根由美子君。 ◆12番(山根由美子君) 子供の医療費の均等割減免については、町独自の減免は慎重にとお答えいただきました。 協会けんぽには、均等割という制度はありません。所得に関係なく課せられている均等割は、子育て世代にも逆行しており、全国知事会や全国市長会でも廃止、軽減を求めております。扶養者の人数が増えると、均等割が2割、3割と増えることで、協会けんぽとの差が一層拡大します。国保審議会でもこの件について国に要望されておりますが、町のほうからも強く要望していただきたいと思います。この件について、町長、一言お願いいたします。 ○議長(後藤忠雄君) 小林町長。 ◎町長(小林智仁君) いろいろな機会を通じて、国にしっかりと提言、そしてまた要望を行ってまいりたいと思っております。以上でございます。 ○議長(後藤忠雄君) 山根由美子君。 ◆12番(山根由美子君) 町長のほうからも、しっかりと国のほうにお声を上げていっていただけると思っております。 横浜市では、資格証明書の発行は一切されておりません。加入者全世帯に保険証を発行しております。これが、担当職員の業務負担が軽減になるからでございます。また、滋賀県の野洲市は、税金の滞納は市民からのSOSと受けとめ、税金を滞納した市民など、生活困窮者を支援する、くらし支えあい条例を制定しております。本庁もこのように生活困窮者の方が心休まる行政を行うことを強く求めておきます。 国保は、国民皆保険制度として大変重要な役割を果たしております。ぜひ、この国保制度の健全な運営、そして町民の皆さんの生活、健康、暮らし、命をしっかりと守り存続できる制度となるように求めまして、次の質問に入ります。 次に、介護保険制度についてお聞きいたします。 2000年に発足した介護保険制度は、3年ごとの見直しで給付抑制と保険料の値上げが行われてきました。サービスに応じた利用料、施設に入所すれば居住費、食費が自己負担になりました。介護保険スタート時には利用料は1割負担でしたが、現在は所得に応じて2割負担、18年8月より3割負担が導入されています。高額介護サービスが設けられておりますけれども、保険料を3年ごと見直され、基準額が5,500円から第7期保険料では6,400円に引き上げられました。要支援1、2の訪問介護、通所介護は町の総合事業としてなり、保険給付から外されました。特養ホームの入所は、要介護3以上で、世帯分離しても、配偶者が一定以上年金を受給している場合は対象から外され、食費、療養費は大幅な負担増となりました。 介護報酬の引き下げにより、介護事業の倒産、撤退が急増し、介護保険労働者は低賃金と長時間で、介護事業所は深刻な人材不足に陥っております。介護保険料、利用料の引き上げに連動させることなく、国費の直接投入で、施設や事業所の職員確保、人材配置に対する公的支援制度などをつくり支援することが求められております。 そこで、再来年から始まります第8期介護保険事業計画策定に向けて、国の検討内容と介護保険料改定についてお伺いをいたします。 ○議長(後藤忠雄君) 片岡長寿社会課長。 ◎長寿社会課長(片岡秀文君) お答えいたします。 令和3年度から令和5年度の期間を対象とした第8期石井町介護保険事業計画でございますが、適切な介護サービス、地域支援等の事業を提供し、高齢者が可能な限り自立した生活が送れるよう、さまざまな課題に取り組むため計画を作成いたします。また、事業計画におきましては、3年間の事業費を予測して、必要とされる介護保険料を算定いたします。事業計画では、住民の方にアンケート調査を実施し、策定委員会による審議を経て策定する予定でございます。 なお、次期計画に対して、まだ国から具体的な情報は入ってきておりません。次期計画期間の介護保険料におきましては、石井町におきましても、75歳以上の人口が増加し事業費が増えると予想されます。介護保険料はそれを反映したものになるのではなかろうかと考えております。以上でございます。 ○議長(後藤忠雄君) 山根由美子君。 ◆12番(山根由美子君) まだ、国においても検討内容がはっきりしないということがございますけれども、生活支援の訪問サービスがこれ以上減らされると、生活の質が下げられるだけではなく、家族への負担も増え、高齢者の虐待、介護離職も増える危険性が高くなると言われております。そうした制度の改悪は、介護サービスや介護にかかわる人の処遇も悪くなり、その上、家族の負担も増加させるものです。絶対に加担することはできません。 また、第8期の介護保険料について、先ほども事業費が上がれば高くなるというお答えでございましたけれども、私は、現在1段階から9段階に分けている保険料を、低所得者の負担軽減になるように階層を増やすべきではありませんか。ご所見をお伺いします。 ○議長(後藤忠雄君) 片岡長寿社会課長。 ◎長寿社会課長(片岡秀文君) お答えいたします。 高所得者に今までより多額の保険料を負担していただき低所得者の方の負担を軽減するには、現在の9段階の区分からさらに10段階以上の保険料率を設定することは一つの方法でございます。 しかし、石井町において合計所得が300万円以上となる第9段階の方は、令和元年11月末においては第1号被保険者総数のうち約4%となっております。また、高所得者ということで極端に大きな負担を求めることは困難な状況でございます。一方で、第1段階から第3段階の方は約35%を占め、高所得者の基準額に対する負担割合を増やしても介護保険料の引き下げにまで至らないこともあり得ます。また、石井町は標準的な9段階の負担割合で介護保険料を設定しておりますが、これを独自に設定する場合には電算システムの改修費用が必要になるため、財政負担が増加するおそれがございます。以上でございます。 ○議長(後藤忠雄君) 山根由美子君。 ◆12番(山根由美子君) 介護事業第8期に向かって、行政が本来の役割である町民福祉の充実のために、介護保険料を少しでも下げるためにあらゆる努力をするべきと思っております。 石井町の高齢者保健福祉計画に、介護保険料上昇に伴う対応については準備基金取り崩しにより介護保険料を引き下げると明記しております。 ほかの市町村ですが、介護保険や独自減免策として、町民税非課税のうち介護保険料が困難で収入や資産など一定の要件に該当する方に申請してもらい、新たに第1号の対象者に消費税分を充てるというところもございます。そのようにして保険料の軽減を図っている自治体もあります。 石井町ではどのような、さまざまな減免も考えておられるとは思いますけれども、この件についてお尋ねいたします。 ○議長(後藤忠雄君) 片岡長寿社会課長。 ◎長寿社会課長(片岡秀文君) お答えいたします。 減免でございますけれども、介護保険に関しましては、介護を国民皆で支え合う制度であり、保険料設定において、制度の趣旨にのっとって既に低所得者に対する配慮がされておるところでございます。 なお、基金の活用ということも議員述べられましたけれども、石井町においては介護給付費準備基金積立金が積み立てられております。これにつきましては、平成30年度末で3,121万7,000円となっております。 ただ、この基金は、余剰金を積み立てていくものではなく、3年間の事業の計画期間を通じて同一の保険料を設定するため、介護保険料の事業費が総じて年々増加傾向にあることから、初年度で一定の余剰金と称したものを基金に積み立て、最終年度までに取り崩して、計画期間の事業費に係る歳入の調整を図るものでございます。そして、計画の最終年度に残高がある場合には、次期保険料を見込むに当たり取り崩すことが基本的な考えとなっております。以上でございます。 ○議長(後藤忠雄君) 山根由美子君。 ◆12番(山根由美子君) それでは、今回の消費増税により、令和1年、2年度については保険料の低所得者、第1段階から第3段階が軽減されますが、それでは今の介護保険料の滞納はどのようになるのか、それとこの軽減策はいつまで続くのか、見通しについてお伺いいたします。 ○議長(後藤忠雄君) 片岡長寿社会課長。 ◎長寿社会課長(片岡秀文君) 令和元年10月から、第1段階から第3段階の方に関しましては、国費等の投入により介護保険料の負担割合が低減されてるところでございます。これに関しまして、いつまで低減されるかということは現在は出ておりません。いつまで続くかというのは、現在不明な状況でございます。ただ、これで滞納がどうなるかということに関しましても、これが直接滞納の軽減につながるかどうかまではわからないのではないかと思っております。 一応、参考までに申し上げますと、介護保険料に関しましては、ほとんどの方が特別徴収をされております。年金からの天引きとなっております。それに対しまして、普通徴収となっているのは、年金額が年額で18万円未満の方となっております。この方においては、現在、滞納の方が金額ベースで11%ほどおいでるような状況でございます。以上でございます。 ○議長(後藤忠雄君) 小休します。            午前11時59分 休憩            午後 0時59分 再開 ○議長(後藤忠雄君) 再開いたします。山根由美子君。 ◆12番(山根由美子君) 次に、今後、高齢者の増加が見込まれて特養ホームの需要も高まると思いますけれども、特養の待機者の現状と対策についてお伺いいたします。 ○議長(後藤忠雄君) 片岡長寿社会課長
    長寿社会課長(片岡秀文君) お答えいたします。 介護老人福祉施設、特別養護老人ホーム等、施設への入所は、各個人が石井町を介せず直接施設に申し込むこと、町外の施設に入所することも可能であること、複数の施設に重複して申し込むことが可能なことから、入所することができない方の人数としては把握することができないのが現状でございます。 なお、参考までに申し上げますと、石井町内の特別養護老人ホームにおける待機人数は現在32名とお聞きしております。ただし、この中にはほかの施設に重複して申し込んでいるお方もおられるようでございます。以上でございます。 ○議長(後藤忠雄君) 山根由美子君。 ◆12番(山根由美子君) もう、特養ホームもなかなか入れないような状況でございます。国は、団塊の世代が75歳以上になる2025年をめどに、高齢者が住みなれた地域で生き生きと健やかに暮らし続けることができるように、地域包括ケアシステムの構築に向けた取り組みの一環として総合事業を掲げておりますが、石井町の現状をお伺いいたします。 ○議長(後藤忠雄君) 片岡長寿社会課長。 ◎長寿社会課長(片岡秀文君) お答えいたします。 地域包括ケアシステムということでございますけれども、石井町の地域での課題等に関しましては、生活支援体制整備事業において、生活支援コーディネーターを中心に、協議体が、石井町の介護におけるニーズの収集や、それに対する対応について協議を行っております。以上でございます。 ○議長(後藤忠雄君) 山根由美子君。 ◆12番(山根由美子君) それでは、事業者への報酬の引き下げなどで総合事業の営業難にも直面していると思いますけれども、これまでの事業所運営上の問題はなかったのでしょうか、お尋ねいたします。 ○議長(後藤忠雄君) 片岡長寿社会課長。 ◎長寿社会課長(片岡秀文君) お答えいたします。 介護予防・日常生活支援総合事業、これにおきましては、要支援1、2の方の介護サービスの一部が移行しております。石井町においては、総合事業開始前の平成27年度における介護予防サービスの支給限度額は、要支援1の方が5万30円、要支援2の方が10万4,730円でありました。一方、令和元年10月からは、要支援1の方が5万320円、要支援2の方が10万5,310円になっております。 職員の方の処遇改善におきましては、国の規定に基づいて各事業者さんのほうで適切になされていると思います。以上でございます。 ○議長(後藤忠雄君) 山根由美子君。 ◆12番(山根由美子君) 国は、自立支援を進め、生活援助の介護報酬を引き下げ、利用回数まで制限し、利用を抑えようとしております。 支援を必要とする人に十分な支援を、また安定的な事業の運営と担い手、処遇改善が保障される報酬になっているかどうか、さっきもお答えいただきましたけれども、介護保険制度ができてよかったと言えるような見直しが必要だと思いますが、町の介護事業の姿勢についてお伺いします。 ○議長(後藤忠雄君) 片岡長寿社会課長。 ◎長寿社会課長(片岡秀文君) お答えいたします。 介護保険制度におきまして、国の制度改正等にのっとり、また石井町においても、必要に応じて制度改正に準じた改正を行わなければならないと考えております。これにつきましては、次期の介護保険事業計画において示されることになると思います。 また、石井町におきましても、地域支援事業と独自の政策についても検討すべきこともあるのではないかと考えております。以上でございます。 ○議長(後藤忠雄君) 山根由美子君。 ◆12番(山根由美子君) では、町長にお尋ねします。 国の介護給付削減の動きは、重症化を早め、逆に介護財政を圧迫するなどとなります。消費税は上がり、給料は上がらない。年金も下がり、介護の必要な人をさっさと切り捨てる。弱者は泣き寝入り。家族介護の大変、老老介護の苦しみ、介護労働の実態を国はどのように捉えているのか、国がまだ結論は出しておりませんけれども、石井町民の暮らしの現状を踏まえて、見直し案に石井町のほうから国にも物を言うべきではありませんか。見解をお聞きいたします。 ○議長(後藤忠雄君) 小林町長。 ◎町長(小林智仁君) 介護保険制度は、支え合いの制度でもございます。今議員さんおっしゃいましたように、老老介護等々、これから時代が進展していきまして、その老老介護等々の問題も出てこようかというふうに思っておりますし、また介護制度全体について国においても議論されていくべきだというふうには思ってはおります。 ただ、しかしながら、これは町独自でやっていくのは非常に難しい問題でもございますので、また国のほうにおいて慎重な議論を行っていくことを期待をしておりまして、また時代に合った介護制度になっていくように期待をしているところでございます。以上でございます。 ○議長(後藤忠雄君) 山根由美子君。 ◆12番(山根由美子君) 今これから介護保険の8期の事業作成に向かって国のほうも検討しているようでございますけれども、介護保険を利用する人がそれぞれ介護ができてよかったと言えるような見直しになってくれたらと思っております。 それでは次に、生活保護基準引き下げについてお伺いします。 安倍政権は、昨年10月から2020年10月までの3年間、段階的に生活扶助費を最大5%引き下げることを決定し、今はその1年目に当たります。切り下げの根拠は、比較の対象となる低所得者世帯の消費水準に合わせるというものです。 消費水準の低下は格差と貧困の拡大が進行していることのあかしであり、その解決策を打つことが政治と行政の役割があると思います。そこで、生活扶助費の削減による要保護者への影響をどのように捉えているのかお聞きいたします。 ○議長(後藤忠雄君) 米澤福祉生活課長。 ◎福祉生活課長(米澤庄司君) お答えいたします。 今回の見直しは、段階的に実施し、生活扶助の減額幅を5%以内にとどめることとし、世帯への影響に十分配慮するとのことであります。徳島県東部保健福祉局管内では、今回の生活保護基準引き下げにより対象から外れた世帯はないとのことでありますので、影響はないものと捉えております。以上でございます。 ○議長(後藤忠雄君) 山根由美子君。 ◆12番(山根由美子君) 徳島県東部管内では影響ないとのお答えをいただきましたけれども、低所得者が増加し、また160億円もの保護費削減をすることは貧困の悪循環です。生活保護基準引き下げは、住民税、国保税、介護保険料の減免、公営住宅の減免や高額療養費の基準など、国の47の制度の利用に影響しております。 例えば、就学援助や生活援助の利用条件は生活保護基準をもとにしています。生活保護費を引き下げることは、国民の生活の土台を壊すことになります。生活保護法は、社会的原因となる生活苦から、国の責任で国民の生活を守ることを目的としてつくられたもので、まさに国民の命のとりでと言われておるわけです。 お聞きしますけれども、このように少なくない影響を及ぼす生活保護引き下げへの影響を検証しているのかどうかお尋ねいたします。 ○議長(後藤忠雄君) 米澤福祉生活課長。 ◎福祉生活課長(米澤庄司君) お答えいたします。 生活保護基準の見直しに伴い、他制度に生ずる影響について国の方針が示されており、それぞれの制度の趣旨や目的を十分考慮しながら、できる限りその影響が及ばないように対応すると、基本的な考え方をするとされておりますので、石井町につきましても、国の制度と同様に、できる限りのその影響が及ばないように対応するとしているところでございます。以上でございます。 ○議長(後藤忠雄君) 山根由美子君。 ◆12番(山根由美子君) それぞれ影響がないというお答えをいただきましたけれども、平成30年10月より生活保護基準が引き下げられたことで、先ほども言いましたけれども、住民税、保育料、就学援助のさまざまな制度に及ぼすと思います。基準引き下げを受けて、対策は考えているのかどうかお聞きいたします。 ○議長(後藤忠雄君) 米澤福祉生活課長。 ◎福祉生活課長(米澤庄司君) お答えいたします。 徳島県東部保健福祉局から、今回の生活保護基準見直しについて、都市部では影響が出ているようですが、徳島県東部保健福祉局管内では影響は少なく、微増、微減であり、単身の高齢者や母子世帯においては逆に増額になる場合もあると聞いております。 今後も生活困窮者の相談には、県及び社会福祉協議会と連携してきめ細やかな相談支援を行っていきたいと考えております。以上でございます。 ○議長(後藤忠雄君) 山根由美子君。 ◆12番(山根由美子君) 今回の生活保護基準引き下げによりまして対象から外された世帯が石井町に何人かおられるかどうかお聞きいたします。 ○議長(後藤忠雄君) 米澤福祉生活課長。 ◎福祉生活課長(米澤庄司君) お答えいたします。 徳島県東部保健福祉局管内で対象から外れた世帯はないと確認しております。以上でございます。 ○議長(後藤忠雄君) 山根由美子君。 ◆12番(山根由美子君) 今回の生活保護引き下げについて、石井町では保護世帯には影響が余り出ていないというお答えが返ってきました。もっと住民の実態を知ってほしいと思います。 ある住民の方にお聞きすると、本当は生活保護を受けたい。でも、働きもせず税金で生活するなんてとか、生活保護を受けているのが恥ずかしいなどの理由で保護を受けていません。生活保護法は、生活が苦しいとき誰も生活保護申請ができ、要件を満たせば差別なく平等に受けることができるとしています。学校や社会でも権利として教えられていないため、生活保護は恥ずかしい、受けたくないという偏見、誤解が生まれています。 年の瀬を迎え、低賃金や少ない年金などで苦しむ人が増える中、桜を見る会で税金の私物化、兵器の爆買いなど、財源はたっぷりあるのに貧困大国日本です。 生活保護は命のとりでであります。町の対応も、これまで以上に心安く気軽に相談できるような状態をつくってほしいと強く思います。生活保護費引き下げをやめ、介護保険や国保税の負担が少しでもよくなるように願い、これで私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(後藤忠雄君) 5番大西隆夫君。 ◆5番(大西隆夫君) 議長の指名をいただきましたので、一般質問をさせていただきます。 まず最初に、毎回ながら火葬場についてお尋ねします。 今年度、余り目立った取り組みはなかったと思いますが、令和2年に向かって何らかの取り組みがあるのでしょうか。町民の皆さんが火葬場建設には注視している中、新年度においてもこれといった取り組みがないとなれば、町民の皆さんの思いもどうなるのでしょうか。広域での話し合いをしていると聞きますが、どの程度の話になっているのでしょうか。町民の皆さんが注視している事柄については丁寧な情報発信が必要とも思いますので、ぜひお願いしたいと思います。いかがでしょうか。 ○議長(後藤忠雄君) 阿部副町長。 ◎副町長(阿部龍裕君) 火葬場の推進についてご質問いただきました。 今年、住民の皆さんにご報告するという部分では、確かにそんなに報告する内容のことは進捗しておりません。ただ、現在行っておりますのは、PFIなどの民間活力を活用した事業手法、それから火葬場の事業認可、経営許可などの制度の変更点などの情報収集、これを現在行っております。 それから、近隣自治体との情報共有に関しましては、具体的な施設整備の話までは当然いっておりませんが、一般的な火葬場に関する情報の共有を進めていく予定でございます。また、来年度に関しましては、その情報共有の深度を深めていきたいというのは考えております。以上です。 ○議長(後藤忠雄君) 大西隆夫君。 ◆5番(大西隆夫君) 今副町長おっしゃるように、なかなか難しい問題で、おいそれと目立った動きはないと思いますが、順次、今言ったような取り組み等も議会等で一応皆さんにわかるように発信していただけたらと思いますので、ぜひお願いしたいと思います。 続きまして、9月での一般質問で、石井町と他の市町との維持管理体制を比べるとかなりの差があると側溝維持管理についてお尋ねしましたが、1年、2年でただよそ並みにするにはかなりの無理があると思います。しかしながら、今年から、今から毎年、将来を見越した管理体制づくりをしていかなければ、いつまでたっても改善されず、町民の皆さんの負担は増すばかりだと考えます。 新年度において何らかの長期的改善策を立てるお考えはあるのでしょうか、お尋ねします。 ○議長(後藤忠雄君) 東内建設課長。 ◎建設課長(東内徹君) お答えをいたします。 9月議会において平野議員より、民有地から道路へはみ出た草木の管理についての啓発のご提案がございました。 建設課では、町道沿いの剪定、除草、草刈りに加えて、側溝清掃、土砂上げなどの道路維持管理のご協力のお願いについてホームページに掲載をいたしました。 また、今後の取り組みの一つといたしまして、地元関係者と町道管理作業員で除草や側溝清掃など共同で行い、官民一体で地域の公有財産の維持管理を行うことができないか検討していきたいと考えております。 また、新年度に向けてのことなんですけれども、側溝清掃、しゅんせつについては、令和2年度の当初予算編成が始まったところでございますが、担当課といたしましては今年度予算より増額となるよう要望をしているところでございます。以上です。 ○議長(後藤忠雄君) 大西隆夫君。 ◆5番(大西隆夫君) 側溝管理も、火葬場と同じように、なかなかおいそれとすぐにできるものではございません。他町並みに少しでも近づけるように、他町においても長年かけての今があるわけです。石井町においても、時間をかけて長期的視野を持って取り組んでいただきたいと思います。 続きまして、2番目として、石井幼稚園の跡地についてお尋ねします。 9月議会で井上議員の質問に対しての返答で、石井幼稚園跡地の一部を駐車場にする案もあるとのことでした。一部を駐車場にするということは、一部であっても大いに役立つことになるものと考えます。が、現在どのような計画を立てていますでしょうか。例えば、どの程度の広さを確保するのか。また、その駐車場と、今ある幼稚園入り口の北側の駐車場がありますね。それの活用方法はどうするのか。また、職員の皆さんの駐車場はどうするのか。ほかにもいろいろあると思いますが、どのようなお考えでしょうか。 ○議長(後藤忠雄君) 桃井学校教育課長。 ◎学校教育課長(桃井淳君) お答えをいたします。 石井幼稚園、旧の石井幼稚園園舎跡地のことでございますけれども、9月議会におきましては、売却ということも前提に検討させていただいてますということをお答えしたところでございますが、現時点におきましても検討中ということになります。 結論は、年度内には各課等に照会等いたしまして、特段の活用方法がほかにないかどうかという最終確認を行った後に決定したいと考えておりますので。また、一部駐車場にすることも検討ということで、それも今の時点で具体的に何台置けるスペースを確保しようとかというところまで煮詰まってないのが状況でございます。以上でございます。 ○議長(後藤忠雄君) 大西隆夫君。 ◆5番(大西隆夫君) 今具体的な話はできてないということですが、今まで私は何回も質問いたしましたが、もう一度、町民の皆さんの声として話をさせていただきます。 跡地は前から、石井町の中心となる幼稚園、小学校の隣接でもあり、売却せずに多方面にわたり活用すべきではないかとの意見も多数ございます。駐車場に使っている園庭は、土を入れ、今現在整備をしたとのことですが、毎日車を入れるため、相も変わらず大きなでこぼこの状態です。 町内の他の保育所、幼稚園で園庭を駐車場にしているところは浦庄幼稚園のようです。あそこも、園児さんは少ないし、中は芝等もありまして、石井幼稚園ほどの傷みはほとんど見られないようには思います。 私は、ここで一番考えなければならないのは、園庭とは何なのかということだろうと思います。駐車場などに、他に利用してはいけないといった決まり事、こういうことはないようですが、園庭は園児が自由に遊び、勉強する場だと私は思っております。果たして、今の石井幼稚園園庭が園児たちにとって安心で楽しく利用できる場と言えるかどうかが問題だろうと思います。 本来の目的からいえば、駐車場にすべき場所ではないのではないかと考えます。なぜなら、跡地を売却しなければ駐車場の確保は十分にできるわけです。浦庄幼稚園とはまた事情が違ってくると思います。 他に考えてみましても、今の時代、石井町においてもいつ起きてもおかしくない災害に対しまして防災拠点となるべき場所です。また、石井町においても一番人口の多い地区だと思います。もし万が一災害が起これば、多数の人々が避難に来るのは当然のことです。町長もよく言われておりますが、災害が起こった場合、今現在跡地があるとないのとでは、拠点機能の果たす役割に大きな差が生じるのではないかと考えます。 他においても、跡地があれば多方面にわたり地域密着の活用ができるものと多くの方が考えております。 町においては他にも新築しなければならない施設等があるのはわかっておりますが、まだはっきりと決まっていないのであれば、今まで言ったような以上の事柄をしっかりと考慮していただき、地域のため町民の皆さんのためになるような跡地活用を再考していただきたいと願いますが、その点について町長、どうお考えでしょうか。 ○議長(後藤忠雄君) 小林町長。 ◎町長(小林智仁君) 私も、園庭は園庭として利用されるのが非常にいいことだと思います。それが本来の趣旨に沿っているものだと思います。 基本的に、保育所は送り迎えをされておりますが、幼稚園、小学校というのは集団登校あるいはご自身で園児、小学生、皆さんが帰っていただく。帰りながら、危険を察知する力であるとか、いわゆる生きる力を育んでいくというふうなものだと思っております。ただ、現在は、さまざまな事情で送り迎えをされている保護者の方も多くいらっしゃいます。 幼稚園で今駐車場のあるところというのは、実はそういう大きな駐車場があるところというのは、石井町内の幼稚園ではございません。浦庄幼稚園も数台の駐車場、それから高原幼稚園につきましては、あれは高原保育所の送り迎え用の駐車場でございますし、また藍畑幼稚園についても駐車場というのはございません。高川原幼稚園につきましても、学童の駐車場はございますけれども、幼稚園の駐車場というのはない状況でございます。 そうした中、町民の方々のためを思う、あるいは児童のためを思うのであれば、あの園庭につきましても本来なら駐車禁止にすべきところではございますが、これは園側とそれから保護者の方との話し合いの中で臨時的に園庭を開放しているというふうにお聞きをしているところでございます。町民の方々のため、あるいは町全体のことを思えば、遊休資産、遊休財産というのは売却をして財政に寄与する。そして、その財政をまた違ったところに持っていく。これも、町民の方々のため、石井町のためになろうかというふうに思っているところでございます。 防災の拠点というお話もございましたが、災害時に、住民の皆様方にこれもお願いをしておきたいことなんですけれども、災害時、地震であったり、大雨のときも、この間の台風19号、21号のときには車で避難をされていて流された方も多くいらっしゃいますし、また地震のときというのは原則として車での移動というのは控えていただけなければならないわけであります。 そういうこともいろいろと考慮しまして、本来幼稚園の園庭というのは、あそこは園児たちのための運動のために使っていただくのが大前提。しかし、先ほど申し上げましたように、園と保護者の方々との話し合いの中で、臨時的に子供たちの遊び場を制限をして、お互いが譲歩しているというふうな状況になっているというふうに、現状として認識しているところでございます。 ただ、議員がおっしゃいましたように、必要最小限度の駐車場というのは必要ではないかというふうにも思っておりますので、これからいろいろな各課の意見もお聞きもいたしまして、各課での有効活用、それからまたいろいろと、議員のご意見等も踏まえまして、有効な活用案がなければ、売却を含めて、その売却の部分、売却できないところ、残地として残るようなところがあれば、そこは駐車場として整備もしていくことも、これもいいのではないかと現状として考えているところでございます。 ですので、これから今年度中に各課それぞれに意見を聴取いたしまして、次年度早々には結論のほうを出していけるように、しっかりと庁舎内でも検討を重ねてまいりたいというふうに考えてるところでございます。以上でございます。 ○議長(後藤忠雄君) 大西隆夫君。 ◆5番(大西隆夫君) 今町長おっしゃったみたいに、町としてはいろいろ事情はあるようです。しかしながら、石井幼稚園は一番大きい幼稚園、人数的にも大きいです。また、今の世の中、送り迎えというのはどうしても避けられないところだろうと思います。他についてもいろいろ併用して駐車場を利用しているということですが、石井幼稚園に関しましては、そういう場所がないということも考慮いただきたいと思います。 いろいろな面で考えなければならないと思います。ぜひ、こういうことを考慮していただいて、いい方向に持っていただけたらと思います。町民というんですか、住民の皆さんもそういう目で見られておりますので、ぜひお願いしたいと思います。もし売却するのであれば、できるだけ駐車場の面積を多くとっていただけたら助かると思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。 続きまして、町の公園管理についてお尋ねします。 まず、石井駅前の公園、池田児童公園、周辺の住民の方からの要望ですが、もう少し木の管理をしてもらえないかということです。 といいますのも、ふだんの日は別段に問題ないんですが、強い風の日、特に台風などのときには大変だそうです。どうしてかといいますと、強風により木の枝や葉が周辺に飛び散り、また後片づけが大変だそうです。それ以上に、大きな枝が折れて家に飛んでこないかとの不安もあるようです。私も見に行きましたが、立派に成長した木が多くあります。本当にあれが強風等にさらされた場合、果たしてこの被害等が起こらないかどうか心配するところでございます。 そういって、木を丸坊主にするわけにもいきませんので、特に公園は、葉が茂り花が咲き、人々の憩いの場でもありますので、ぜひ専門家等の意見を聞いていただいて適切な管理をお願いしたいと思いますが、どうでしょうか。 ○議長(後藤忠雄君) 東内建設課長。 ◎建設課長(東内徹君) お答えをいたします。 池田児童公園には、ヤナギ、桜、クスノキなどが植えられております。台風後は、先ほど大西議員ご指摘のように、公園内や周辺道路については公園管理の作業員による清掃、片づけを行っておりますが、近隣にお住まいの方々にはご迷惑をおかけしている状況です。 昨年の台風時には、強風によりクスノキの枝が折れまして、その際、危険と思われる枝や幹については業者による伐採、剪定を行いました。今後も日常点検を行い、必要な時期には剪定を行うなど、公園の適正管理に努めたいと考えております。以上でございます。 ○議長(後藤忠雄君) 大西隆夫君。 ◆5番(大西隆夫君) 大事な公園の木ですので、何もかも切ったらいいというわけではないと思いますので、適正な管理、様子を見もって、ゼロには絶対ならないと思いますが、できるだけ迷惑がかからないような管理をぜひお願いしたいと思います。 続きまして、前山公園についてですが、運動場の前の山肌にある遊歩道ですね。前は私も結構上を歩いたんですけれど、余り最近は行ってなくて、この間子供たちと行きますと、この道に竹、木、そして大きな草などが道を塞ぎまして、なかなか大人でも通りにくい状態でした。 夏場は、あそこはマムシ等がありますのでそう利用しませんが、今の時期からは利用する人も多くなると思いますので、早目の整備をお願いしたいと思います。どうでしょうか。 ○議長(後藤忠雄君) 東内建設課長。 ◎建設課長(東内徹君) お答えをいたします。 先日、ご指摘を受けまして現地確認をいたしました。ところどころ遊歩道を倒れた竹木が塞ぐなどの状況でございました。このことを受けまして、公園管理の作業員により竹木の除去を行い、現在は通行できる状態となっております。 なお、遊歩道については、先ほど議員おっしゃったように夏場はマムシが出やすい場所となっておりますので、利用禁止の時期を設けるなどの対応を考えているところでございます。以上です。 ○議長(後藤忠雄君) 大西隆夫君。 ◆5番(大西隆夫君) 改めて、管理のほうをよろしくお願いしたいと思います。 続きまして、前山公園についてですが、夜間のあそこらは利用される方がかなりおいでます。その方々のご意見ですが、街灯についてちょっとお聞きしてもらえないかということです。 前山公園への進入路ですが、夜、体育館、グラウンド、テニスコートなどの利用をしている方が、グラウンドの照明、テニスコートの照明が消えると真っ暗になり、車で通っても不安を感じるとのことです。これは、あそこの照明が消えますと、本当に真っ暗になって、ちょっと不気味な感じもします。また、管理人さんに聞いてみても、管理人さんでも、照明が消えた場合、ちょっと気持ち悪いなというご意見もお聞きします。私も何度かライトを消して通ってみましたが、そういう感じは否めません。また、周りに民家がありませんので、今まで不審者や自販機荒らしもあったようです。そういったことも踏まえまして、利用者の皆さんが、従来の進入路において照明等をつけてもらえないかということです。 私も見まして考えますと、従来の進入路、焼却場のほうから入る道ですが、あそこの焼却場の入り口、L字に曲がってるところ、あそこに1つ、それとその先の左に大きくカーブをしているところに、2つぐらいあればかなり安心ではないかと私は考えます。また、新しい団地に抜ける道路ですが、テニスコートを過ぎた、S字になっている部分があるんですね。そのあたりはかなり暗く、ここにも必要ではないかと思います。 前山公園は夜間でも、先ほど言いましたように多くの利用者がありますので、安心・安全に利用できる周辺整備をぜひお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(後藤忠雄君) 東内建設課長。 ◎建設課長(東内徹君) お答えをいたします。 現地確認を行いまして、効果的で必要と思われる箇所に、設置可能であれば照明灯の設置を検討したいと思います。以上でございます。 ○議長(後藤忠雄君) 大西隆夫君。 ◆5番(大西隆夫君) ぜひよろしくお願いいたします。 続きまして、4番目としまして、ごみの収集についてお尋ねします。 現在のごみの収集はどのような体制で行われておりますでしょうか。 ○議長(後藤忠雄君) 木村環境保全課長。 ◎環境保全課長(木村勇人君) お答えいたします。 ごみカレンダーどおりに、朝8時半から収集しております。現在、3業者が地区別、種類別に分けて収集しております。以上でございます。 ○議長(後藤忠雄君) 大西隆夫君。 ◆5番(大西隆夫君) 3業者の方に委託されて集めているということですが、その委託に当たりまして、町としてはどのようなことを重視してお願いしていますでしょうか。 ○議長(後藤忠雄君) 木村環境保全課長。 ◎環境保全課長(木村勇人君) お答えいたします。 まず、住民サービスの質を落とさないように考えております。大事なことは、まず交通安全に気をつけていただくこと、それと収集漏れのないようにすること、それと現場を清潔にしていただくことを重点的に考えております。以上でございます。 ○議長(後藤忠雄君) 大西隆夫君。 ◆5番(大西隆夫君) 今課長おっしゃったみたいに、こういうことを重点としてお願いしているようですが、これは私は、ごみ収集に文句といいますか、クレームをつけるわけではないので、かえって逆のほうなんですね。 私も2、3カ月前より、燃えるごみを出すときに、今まではすだれの古いのを使っていたんですが、人に聞いてセンターでもらったネットを使っております。それでわかったことなんですが、ごみを集めた後、そのネットを丁寧に畳んで、ほんでおもしがあれば、おもしを置いて、その場所に見た目もすっきりと後片づけをしていただいております。それから、ほかを注意して見てますと、同じような形といいますか、また飛び散ったごみも掃除されております。その点につきましては、私もこの間ちょっと通りがかりに、ごみを集めた後、かなり紙とか、そういうのが散らばっているのを、3人の方がおりて一生懸命集められておりました。そういうのを目撃しております。 私たち町民にとっては、非常にこういうことをしていただくと気持ちのよいものです。もちろん、できるだけ集めるのに迷惑がかからないようにと、ごみ出しを気をつけるようにもなります。 こういう点につきまして、課長としてはどうでしょうか。 ○議長(後藤忠雄君) 木村環境保全課長。 ◎環境保全課長(木村勇人君) お答えいたします。 3業者とは、契約時に仕様書で、委託業務の実施に当たり担当職員の指示または命令に従うこと、集積場または道路等に出された一般廃棄物を完全に収集して清潔保持に努め、町民に迷惑を及ぼすことのないようにすること、ごみを積むとき並びに搬送途中においてごみが路上に散乱した場合は速やかに清掃することとなっています。 ごみの掃除については、町民の方からも感謝の電話等がうちのほうにも来ていますので、今後とも継続していくように考えております。以上です。 ○議長(後藤忠雄君) 大西隆夫君。 ◆5番(大西隆夫君) 本当に、見まして関心させられるところです。 私は、このような仕事といいますか、こういうのは、町の行政サイドとしましては、住民サービスの原点にもなるのではないかと思います。 ごみを収集するのがもちろん仕事ですが、業者の皆さんは全員が高い意識を持って、もう一歩踏み込んだ住民サイドに立ったお仕事をされてると思います。その結果が、こういう今日のような収集になっていると思います。そうすることによりまして、ほかで見られるような収集後のごみの散らばり等はなく、ごみのないきれいなまちづくりの一端も担うことにもなりかねません。 現場でのネットやごみの片づけは、簡単そうに見えますが、なかなか難しいだろうと思います。特に風の強い日などはなおさらだと思います。それでも、作業される皆さんは、手間のかかることを毎日一生懸命していただいております。作業をされる皆さんの思いやりの気持ちが町民の皆さんにも伝わる、よい実例ではないかと私は考えます。 続いて、その住民サービスについて考えますと、他の部署でもしっかりと取り組んでおられるわけですが、あえて考えるなら、町民の皆さんからそれぞれいろんな要望が当然あるわけですね。しかし、その場合に、しっかりとその現状とかこの話の内容を把握して、どのような対処が適当なのかを判断していただきたいと思います。 要望されたことだけではなく、他に費用、手間等が余りかからないのであれば、一緒にできることもあるでのはと考えてみるのも、住民サービスになるものではないでしょうか。もちろん全部が全部オーケーというわけでなく、内容を見て、できないことははっきりと理由を言って、できないと、そういうことももちろん言っていただかなければならないと思います。 これは、こんな例でちょっと悪いんですが、悪いといいますか、わかるかどうかわかりませんが、町有地が2カ所すぐ近くにあったとしますね。その付近に、その隣に民家があるわけです。そして、一方の民家の人が、町有地の草がぼうぼうで迷惑がかかると、それを刈ってくれと要望して、町のほうがこれを対応するわけですね。その場合に、こんなことはあり得ないと思いますが、刈りに行って、一方のほうはしっかり刈って、あとはもう、すぐ隣のは見えてるわけですね。それをそのままほったらかしてるので刈らないと、こういうことを、この例えが悪いかもわかりませんが、ほういうことでなく、それを見た場合に、隣も一緒に。同じ町有地です。同じすぐそばです。費用もそう大してかからないと思いますので、それをしっかりと、言われてない仕事をされると、そういうことも住民サービスの大事なところでないかと思います。 ごみ収集、折り畳んだネットを見ると、もう本当にすがすがしい気持ちになるのは私だけではないと思います。その住民サービスについて、町長、どうお考えでしょうか。 ○議長(後藤忠雄君) 小林町長。 ◎町長(小林智仁君) 議員のご質問にありましたように、住民の方々の立場に立って、そして一歩踏み込んだ対応をするということは、これは町が委託している業者の方あるいは町職員にとっても重要なことではないかというふうに思っておりますし、またそうしたことができることによりまして、住民の方々から信頼関係を築くことができるし、また感謝の気持ちも伝えていただけることできるのではないかというふうに考えてるところでございます。 今現在、月2回朝礼を行っているんですけれども、職員の方々に対してたびたび申し上げてるのは、これも議員のご質問の中にありましたけれども、しっかりと、住民の方々が相談に来たときには、傾聴、住民の方々の意見をまずお聞きをさせていただいて、それに対して共感をすること。まずここから入ることで、住民の方々が一体何を望んで、あるいは何に困って役場においでていただいているのか、そのことをまず把握しようというふうなことを朝礼でも伝えております。 そこで、またさらに踏み込んだ対応として、もう一つよく申し上げてるのは、これは想像力を働かせようということをよくしゃべらせていただいております。 知識ももちろん大事なんですけれども、知識を生ませるものは想像力だというふうに思っております。想像力さえあれば知識をしのぐこともできるだろうし、また想像力を働かせることで、先ほど議員が例え話の中でおっしゃいました、要望のあった町有地の草刈りのみならず、その少し先にある町有地、またそれだけではなくて、町全体の中にある町有地の中で草が生えてるところはないのだろうか。また、これは要望が来る前に、例えばこの時期になったら草が伸びるから、この時期になる前に草を刈らなければならないんではないか。あるいは、今まで、法律の解釈としてはこういう法律の解釈をしていてだめだと言っていたけれども、こういう方向で法解釈をすれば、これで住民の方々の困っていることを助けることができるんではないか。そういうふうな想像力を働かせていきながら、今まで、前例踏襲にこだわることなく前人未踏の仕事をやっていこうというふうなことも、朝礼でよくしゃべっているところでございます。 まだまだ、この役場全体として稚拙な部分もあろうかと思いますが、しっかりと、幹部職員をはじめとして役場職員の方々と意識を統一、そしてまた組織として強固になっていくことで、住民の方々への住民サービスの向上に今後も邁進して努めてまいりたいと考えているところでございます。以上でございます。 ○議長(後藤忠雄君) 大西隆夫君。 ◆5番(大西隆夫君) 今町長おっしゃるみたいに朝礼等で毎回そういうことを各職員の皆さんにお伝えしているということなので、私も、皆さんは各それぞれしっかりと住民サービスをされていると思いますが、より一層の意識を持って取り組んでいただけたらと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 続きまして、学童保育についてお尋ねします。 前は各学校ごと学童保育の運用をされていたと思いますが、現在はどのような体制、運営になっていますでしょうか。また、その学童数というのは、近年どのような推移をしていますでしょうか。 ○議長(後藤忠雄君) 奈良子育て支援課長。 ◎子育て支援課長(奈良貴美子君) お答えいたします。 平成29年度より各地区の学童保育クラブの運営を一本化し、その運営を社会福祉協議会に委託しています。そのことにより各学童保育クラブの事務負担を軽減し、利用料、開設時間、支援員の処遇などを統一することにより、保護者の方が利用しやすい環境になったのではないかと思っています。 学童数ですが、毎年希望者は増えており、令和2年度学童利用調査アンケートでの希望者数は約500名となっています。以上です。 ○議長(後藤忠雄君) 大西隆夫君。 ◆5番(大西隆夫君) 時代とともに、こういう学童保育というのは多くなってるように思います。 この学童保育の運営に当たりましては、今おっしゃったみたいに支援員さんの努力ですか、それがかなり、かなりといいますか、絶対必要なわけですが、正規の支援員さん、またパートの支援員さん、そういう方々もいると思いますが、今現在石井町におきましてはどの程度になっていますでしょうか。また、それぞれの役割とか勤務状態はどのようになっていますでしょうか。 ○議長(後藤忠雄君) 奈良子育て支援課長。 ◎子育て支援課長(奈良貴美子君) お答えいたします。 支援員の人数ですが、令和元年4月現在ですが、35名、正規は11名となっています。 支援員の勤務状態ですが、各クラブごと支援員は開所中は2名以上が必須となっていますので、支援員不足の中、パート、正規も含め、シフトを組んで保育している状態です。以上です。 ○議長(後藤忠雄君) 大西隆夫君。 ◆5番(大西隆夫君) 来年度、学童数が500名、支援員数が35名。これを見ても、私は、ちょっと簡単に見ても、かなり大変だろうという気はします。 その中で、学童のほうは、主に放課後預かりになっておりますが、時間外預かりもかなりされてるように思います。来年度の募集では、早朝預かりを全町で行うなどの案内を出しているようですが、その内容はどのようなものでしょうか。また、それに対しての保護者の皆さんの反応はどのようなものでしょうか。 ○議長(後藤忠雄君) 奈良子育て支援課長。 ◎子育て支援課長(奈良貴美子君) お答えいたします。 令和2年度より早朝預かりを開始するに当たり、先ほども説明させていただいた支援員が2名以上必要なことから、事前に希望者を把握する必要があります。支援員の確保が困難な中、支援員の努力、協力により早朝預かりを実施することとなりました。そこで、事前に申し込みをいただき、追加保育料を負担していただくこととしています。 保護者の方の反応ですが、1件、子育て支援課に追加保育料についての問い合わせがありました。 学童保育クラブ運営に関しては、石井町学童保育クラブ運営協議会で協議し決定しています。令和2年度の早朝保育も含めた運営に関して、11月12日に運営協議会総会を開催し審議、決定させていただいたものです。今回決定した内容で令和2年度は実施し、その結果、委員の皆様からご意見等が上がれば、また運営協議会で諮らせていただくことになると思います。ご理解、ご協力をお願いしたいと思います。以上です。 ○議長(後藤忠雄君) 大西隆夫君。 ◆5番(大西隆夫君) 早朝預かり等を全町で来年から行うということで、そのことについて私もちょっと保護者の方から問い合わせがあったんですが、なかなかそれが急ですか、今高川原と高原ですか、臨時的に今年度無料でされていたようです。そして、来年からは有料でされるということで、そのことはなかなか保護者の皆さんに、今まで無料だったことも含め、そしてまた他ではしてないことも含めまして、十分な理解というんですか、されてないところもあるようですので、そういう点につきましては、町のほうとしましても、しっかりと保護者の方が理解できるような案内というか、説明をしていただけたらと思います。 そうすれば混乱等もなくなり、保護者の方も。保護者のほうの皆さんにつきましても、分担というんですか、負担はしなけりゃいけないと、そういう意識は十分あります。そこのところを、ただ単に上から来年はこうですよというところは、十分に理解していただけなかったところを言われるところもあると思いますので、しっかりと説明責任を果たしていただきまして、スムーズな学童保育、皆が納得するような学童保育の方向にもっていただけたらと思います。 また続きまして、学童保育において、今現在、そしてまた今後一番問題点になるのはどういうことなんでしょうか。 ○議長(後藤忠雄君) 奈良子育て支援課長。 ◎子育て支援課長(奈良貴美子君) お答えいたします。 早朝預かりについては夏休み及び休日の預かりになると思いますが、学童保育全般において一番の問題点は支援員不足と思っています。以上です。 ○議長(後藤忠雄君) 大西隆夫君。 ◆5番(大西隆夫君) 先ほども言いましたように、500名で35人ですか、ちょっと少ない。今お聞きしますと、支援員の人数が一番の問題点のようです。 その支援員数ですが、支援するほうの先生方がおいでなければ、子供たちに対しても十分な保育ですか、預かりができないと思います。その不足分をどうするのか。どうして不足になるのか。また、その補充はどのように今行っているのか。また、その結果、現在どのような方向でいているのか。一般において、最近は人手不足が深刻になっております。どうすれば支援員さんを増やしていけるのか、待遇面を含めまして、真剣に今考えなければならないと思いますが、そういうことについてどうお考えでしょうか。 ○議長(後藤忠雄君) 奈良子育て支援課長。 ◎子育て支援課長(奈良貴美子君) お答えいたします。 支援員確保のため、賃金の見直しや処遇改善、ハローワークやインディード、派遣会社等への募集案内、地元のスーパーやコンビニへのポスター掲示等を行ってきました。また、今年度初めて、石井町学童保育クラブサポーターの養成講座を開催予定です。 支援員の確保をしていくことが、早朝預かりをはじめ、充実した学童保育サービスができると考えますので、今後も支援員確保に向けた検討、実施を行っていきたいと考えています。以上です。 ○議長(後藤忠雄君) 小休します。            午後2時00分 休憩            午後2時16分 再開
    ○議長(後藤忠雄君) 再開いたします。大西隆夫君。 ◆5番(大西隆夫君) 今の課長の答弁にありましたように、なかなか人を集める、支援員さんを集める、本当に大変な時代だと思います。しかしながら、そこをしっかり確保しなければ、スムーズな運営といいますか、中身の濃い運営ができないと思いますので、ぜひ頑張っていただいて、少しでもいい結果が残るようにできたらいいなと応援いたします。 また、今世の中、核家族の時代の中で共働きするためには、早朝及び夕方の時間外預かりというのは今後ますます増えていくものと思われます。そのためにも、学童保育等におきましては、行政には時代に合った運営を求められるのではないかと思われます。 石井町でも、18歳までの医療費助成も子育て支援には大いに役立ちますし、また学童保育も、働きやすい環境をつくることによって、子育て支援の第2の柱にもなってくるものと思います。 そういうことを踏まえまして、行政としましても、人的な面、今言いましたように人手不足、そこをどないかしていただく。そして、また費用的な面。これは相互になると思うんですが、ある程度費用を出して人を集めるか、ただ単にこのごろは賃金を上げても人が来るとは限りませんが、ある程度の相互効果といいますか、それはあるかと思いますので、そういう面は行政のほうで考えていただけたらと思います。 各家庭におきましても、時間外保育というのはかなり費用がかかります。そういった面もある程度の負担はしていただかなくてはなりませんが、それとの兼ね合い、割合をまた考えていただけたらと思います。 場所的なことにつきましては、今のところ私なりに考えますと、空き教室等がありますので、石井の学童保育にしましたら、今年ですか、新しく1教室増やしておりますし、しっかりと取り組んでいただいてるように思います。 今後、どのような方向性ですか、住みやすい石井町、子育てをしやすい石井町を目指していくためには、どのような学童保育等に対しての支援をしていくか、町長にお尋ねします。 ○議長(後藤忠雄君) 小林町長。 ◎町長(小林智仁君) 学童保育の必要性、重要性というのは、今の時代、大変重要なものだというふうに認識をしております。 議員のご質問の中にもありましたように、今年度から石井地区については教室を1教室増やしまして、また高原学童につきましては新しく施設を新築したところでございます。 キャパ的なもの、建物の容量的な部分として、今の預からせていただいている児童数は、これは現在でも目いっぱいの状況ではないかというふうに思っておりますが、これから一番大事になってくるのは、先ほど奈良課長が答弁いたしましたように、人手不足をどのように補っていくかというところになってこようかと思っております。 これにつきましては、さまざまな募集方法等々を考えて募集もかけているんですけれども、なかなか応募していただける先生方がいらっしゃらないということで、今年度初めて養成講座というのも開催をするところでございます。 いろいろな点から、人口減少も含めてですけれども、どの業界でも人手不足になってきておりますが、子供たちを安心して預かっていくためには、この先生方の確保というのが欠かすことができません。そうする中で、どのように先生方を確保していくことができるのか、あるいは運営体制、運営方法などもいろいろと検討を重ねまして、より充実した学童施設になるように今後もさまざまな協議を重ねてまいりたいと思っているところでございます。以上でございます。 ○議長(後藤忠雄君) 大西隆夫君。 ◆5番(大西隆夫君) 人手不足は一番肝心なところだろうと思います。 それで、ちょっと言い忘れましたが、来年度から早朝預かりをする場合に30分500円とかになっているようですが、どうしてそれだけの費用がかかるのか。というのも、課長が言いましたように、2人体制にしなければいけないとか、いろいろあると思いますので、そういうところの説明をしっかりとしていただいて理解をしていただくことも大事じゃないかと思いますので、町のほうから、全額負担とか、そういうことじゃなしに、そういうところをお互いに理解し合ってしていただけたらと思いますので、ぜひそういう説明もしていただけたらと思います。 続きまして、給食センターについてお尋ねします。 これは今後のためにお聞きしたいんですが、新しい給食センターはコンペ方式で決定したとのことですが、競争設計に当たりまして、町としては何を主眼に置いて実施されましたのでしょうか。 ○議長(後藤忠雄君) 岡田給食センター所長。 ◎給食センター所長(岡田匡範君) 大西議員の質問にお答えします。 企画提案型コンペ方式の実施の、そのときの具体的な採用の要件といたしまして、県内外から視察に来ていただけるような、技術的、意匠的にすぐれた設計提案を採用をするという形で募集をさせていただきました。 それで、設計協議委託者選定審査委員会において、皆さんで審査をして、1等となり決定したものとなっております。以上です。 ○議長(後藤忠雄君) 大西隆夫君。 ◆5番(大西隆夫君) 徳島新聞ですね。たしか、臨時議会の後に新聞に完成予想図写真というのが、これが載ったと思うんです。それに対して、ちょっといろいろご意見をいただいております。それをお話ししますと、写真のような湾曲的な建物がいいのかどうか、給食センターにしまして向いているのかどうかというふうなご意見がございます。アールになってるというんですか湾曲になるために費用もかかりますし、中を使うに当たりましては、無駄、しづらいのではないかというご意見もお聞きします。四角い建物のほうが、コストも安くなり、いろんな面において無駄なく効率的な使用ができるのではとのご意見です。給食センターは安心・安全な給食を提供するのが一番ではないかということですが、効率的な使用ができるような建物のほうがいいのではないかというようなご意見です。また、ああいう湾曲的な建物は、図書館または美術館等などの建物なら特徴のある建物もよいのではとのご意見もあります。 こういうことも踏まえて、今後石井町でもいろんな建築物が出てくると思いますが、何のために建てるのか、何を主眼にするのかをしっかりと議論した上、取り組んでいただけたらというご意見もありますので、ぜひ参考にしていただけたらと思います。 最後になりますが、防犯灯についてお尋ねします。 石井町も街灯、防犯灯についてはLEDにかえておりますが、従来の電球とLEDとの大きな違いはどのような点でしょうか。 ○議長(後藤忠雄君) 米澤福祉生活課長。 ◎福祉生活課長(米澤庄司君) お答えいたします。 石井町の防犯灯は、平成29年3月にはほとんどがLED化されております。LED化の変更理由につきましては、経費の削減で、LED電球が長もちすることや、維持費が削減できるなどでありました。以上です。 ○議長(後藤忠雄君) 大西隆夫君。 ◆5番(大西隆夫君) そういったことはよくお聞きすることなんですが、私が聞いたところによりますと、これ以外にも、最近はどうかわかりませんが、今石井町のつけてるLEDの照明の明るい範囲が、前の電球等と比べましてかなり狭くなってるわけですね。明るさが増したというようなLEDの照明のようです。そのために、従来、今までどおり、電球等の街灯と比べますと、明るい範囲がかなり狭くなっているようです。そのために、防犯灯としての役目といいますか、暗い部分が従来より増えて何か不安があると、ちょっと心配なと、そういうご意見が多数、民家のあるあたりは感じているようです。暗かったら、特に老齢の方とか一人独居、おいでますので、そういう方はなおさら、この暗いということに対しまして心配されているようです。 LEDにかえて防犯灯の役目が半減するようであればどうかと思いますが、その点についてはどうお考えでしょうか。 ○議長(後藤忠雄君) 米澤福祉生活課長。 ◎福祉生活課長(米澤庄司君) お答えいたします。 照明が暗いからといって、おおむね30メーター以上の間隔を短くして数多く設置していきますと、設置費や維持費が増額になっていきます。また、町内には設置しなければならない暗い場所がまだ数多くあると思われますので、まずは新規の設置が優先であると考えております。今のところは、間隔を短くして防犯灯を設置する考えはありません。以上です。 ○議長(後藤忠雄君) 大西隆夫君。 ◆5番(大西隆夫君) 今課長おっしゃったこともわかりますが、そういう理論でいいますと、暗くなっても構わないと、町がLEDにかえて、暗いところが増えて、そのままで辛抱しろと、そういうふうにも受けとめられます、特に心配される方は。 そういう点で、全部が全部増やしてするというんじゃなしに、町民の皆さんのご意見を聞いて、必要だろうと思うところは、多少なりは、新規ばっかしに目が行かないように、そういうところも考えなければ、住民の皆さんの不安というのは増えまして、先ほども言いました住民サービス等にも影響するんじゃないかと、住民サービスしてないんじゃないかと。そこのところ、割合ですね。新規をつくるのと、そういう不便を感じて不安を感じてるところとをしっかり分けて、両方しっかりやらなければちょっとおかしいように私は感じますが。 もう一度お聞きします。その点についてどうお考えでしょうか。 ○議長(後藤忠雄君) 米澤福祉生活課長。 ◎福祉生活課長(米澤庄司君) お答えいたします。 防犯灯は、街路灯のような道路照明ではありませんので、夜間に出歩く場合は、懐中電灯や反射板のついたたすき等をするなどして、自分で安全確保をしていただくようにお願いしたいと思っております。以上でございます。 ○議長(後藤忠雄君) 大西隆夫君。 ◆5番(大西隆夫君) 今課長がおっしゃったんは、外で散歩されるのを重点的におっしゃってるように聞こえますが、私がちょっと口下手で下手なところもあるかと思いますが、老人の方が家でおられるときに、今までは家の周りが明るかったと。それが、LEDにかえたためにかなり暗い部分が増えたと、前以上にですね。それに対して不安を感じてるわけです。それに対して、町としてはどうするのか。今後、今すぐどうのこうのじゃなしに、どんな方向に持っていくのか、それをお聞きしたいんですが。暗かったら、それはそれでいいというような話ではないように私は感じておりますが。 もう一度お尋ねします。今後そういうことについて、ほかのを参考、再考していただいて、また取り組み方を、柔軟な方向に持っていただけるかどうか、再度お聞きします。 ○議長(後藤忠雄君) 小林町長。 ◎町長(小林智仁君) 議員おっしゃいましたように、今町内の防犯灯というのは全てLEDになっております。といいますのも、蛍光灯の製造がもう間もなく中止になりまして、蛍光灯が製造されなくなる。その前に石井町は、間接的ではありますけれども、国の補助金をいただいて、一斉にLED化をしたところでございます。 LEDの光の特徴といいますのは、蛍光灯はぼんやりと周りを照らす、この光の特徴があったんですけれども、LEDの光というのは直線的な光ですので、確かに蛍光灯のようにぼんやりと周りを照らすのではなくて、直線的な光で防犯灯としての役割を果たしているというふうに感じているところでございます。 物事には多面的な部分がございまして、議員のおっしゃいますように、自分の家のあたりが暗くなった、だから不便を感じているという方もいらっしゃれば、今まで蛍光灯の明かりで夜電気を消しても明るくて寝れなかった、それが寝られるようになったと、そういうふうなお声もいただいているところもございます。 先ほど米澤担当課長が申し上げましたように、防犯灯というのは、全てを明るく照らすというのではなくて、防犯の意味で、ところどころを明かりを照らしていく、そうすることで犯罪の抑止につながっていくというものが主たる目的でございます。 私の家のことになってしまうとあれなんですけれど、私の家の周りというのは防犯灯は全くございません。その中で、議員おっしゃいますように、自分の家の周りというのは非常に暗いところでございます。ただ、自分の家の周りというのは、これは自分の管轄の中でありますので、自分自身でソーラーライトを買ったり、あるいは家のところからライトを照らして、庭あるいは自分の家の周りを照らしたりと、こういうふうなところをやっているところでございます。 防災でも自助、共助、公助という部分がございますが、公的な部分として、全体的に防犯灯で防犯の抑止をしていく。ご自宅のほうでご不便があるようなところについては、ご自身の責任におきまして、今すごく安く買うことができますので、そこの部分について、家の周りにご不安なところがあれば、照らしていただけるような方法をとっていただけたらというふうに思ってるところでございます。 なお、今現在はおおむね30メートル程度の範囲で、30メートル間隔ごとに防犯灯を設置しておりますが、その中でも、畑の光害であるとか、それからこの防犯灯を立てる支柱がないとか、そういうふうな状況で、現在でも防犯灯が必要な部分について立てることができていない箇所もございます。まず、そこら辺のところの防犯をしていくという、犯罪の抑止という意味から、そういうふうなところについて重点的に、新規の部分も含めて、これからもしっかりと取り組んでまいりたいというふうに思っておりますので、これをもちまして答弁にかえさせていただきたいと思います。 ○議長(後藤忠雄君) 大西隆夫君。 ◆5番(大西隆夫君) 今町長おっしゃったことよくわかるんですが、前と様子がLEDによって変わったわけですね。そういうことを踏まえて、ケース・バイ・ケースであろうかと思いますので、そこらのところをしっかり町のほうで把握していただいて、何もやりません、もう新規しかしませんというようなことじゃなしに、そういって古いところ全部というのも、これもまた無理があると思いますので、何事もあれですが、しっかりと町民の意見を聞いて、現場を見ていただいて、それでまた判断をしていただけるようなことになれば、町民の皆さんも、こういう不便というのを、不安を感じている皆さんも安心して生活できるんだろうと思いますので、そういうこともまた町のほうも考えていただいて取り組んでいただけたらと思いますので、またぜひよろしくお願いいたします。 これをもちまして私の一般質問を終わらせていただきます。 ○議長(後藤忠雄君) 小休いたします。            午後2時34分 休憩            午後2時59分 再開 ○議長(後藤忠雄君) 再開いたします。6番永岡栄治君。 ◆6番(永岡栄治君) 議長の指名をいただきましたので、ただいまより一般質問をさせていただきます。 まず冒頭に、石井町にとってうれしいニュースが入ってきました。工場閉鎖から8年、企業誘致に乗り出してから4年、森永乳業徳島工場跡地に新しい企業が来てくれることになりました。進出企業は千葉市の食品製造会社、清水物産のグループ会社、清水物産関東SPという会社です。調べましたら、親会社の清水物産は、平成8年に創業以来、ニンニク、ショウガの輸入、製造販売を皮切りに、ミズナやレトルトなどの加工食品や冷凍野菜、冷凍食品の製造と事業を拡大しております。現在、従業員は180人で、国内に7カ所、中国に4カ所の工場があります。 来年10月をめどに操業を開始するとのことですが、ぜひ石井町と末永くよい関係を築き、地元雇用の創出や、契約栽培による農業の振興の起爆剤になっていただければと期待しております。 そごう徳島店の閉店決定など、暗い話題の多かった県内でも年末に飛び込んできた久々の明るいニュースだったと思います。石井町の持っている可能性をさらに引き出すため、本町のサポートをよろしくお願いします。 それでは、通告に従って質問をさせていただきます。 まず、どうしても確認しておかなければならないのが、石井幼稚園改築工事の設計監理業務をめぐる談合についてです。 この件については、町内外でさまざまな臆測が飛び交っています。この際、明確に答弁をいただくことが町政への信頼回復につながると考え質問します。 今回の談合については、あくまで業者間の談合であり、町の関与はなかったという理解でよいのか、町長に答弁を求めます。 ○議長(後藤忠雄君) 阿部副町長。 ◎副町長(阿部龍裕君) 町の関与についてのご質問でございますが、この事件に関しまして町が関与したという事実は認められませんでした。 ○議長(後藤忠雄君) 永岡栄治君。 ◆6番(永岡栄治君) 副町長からご説明をいただきました。 調べてみましたら、石井幼稚園の基本設計、実施設計、工事監理は全て同じ6社に指名通知を出しております。また、高原保育所、幼稚園の工事監理でも、今回の指名6社のうち5社に指名を出しております。これでは、町が指名業者を漏らさなくても、業者間の談合というのが容易にできてしまうのではないかと感じました。 そのあたり、町としても入札指名方法の見直しを考えてると話されておりましたが、どのような見直しを現在検討しているのかお伺いします。 ○議長(後藤忠雄君) 阿部副町長。 ◎副町長(阿部龍裕君) 入札を含めました契約事務全般につきまして、他自治体の実例、それから法律家のご意見等を参考にしながら、現状に満足することなく、改善されるレベルアップを図ってまいりたいというふうに考えております。 ○議長(後藤忠雄君) 永岡栄治君。 ◆6番(永岡栄治君) 私は臨時議会でも申しましたが、例えば設計、意匠が、つまりデザインが問われるものに、そういった建築物については、コンペ方式またはプロポーザル方式等を積極的に採用していただいて、価格だけの勝負ではなくて、設計会社の熱意であったり創意工夫であったりが町の公共建築物に生かされるような、そのような入札にしていただきたいなと思っております。価格だけの競争になってしまいますと、建築物の質の劣化というのは、どうしても安かろう悪かろうというふうになってしまうこともあるかと思います。ですので、そういったところも検討していただきたいと思います。 今回、給食センターについては、コンペ方式ということで、たまたま同じところがとったというところでいろんな臆測を招いてしまったところもあるかと思いますが、今回の件をしっかり教訓として、いい後世に残る給食センターをつくっていただきたいと思います。また、今後の公共建築物、石井町でも、後世に残るという、いい建物をつくっていくスキルがあるのではないかと思っております。 副町長に答弁をいただきましたが、町長からも何か答弁がありましたらお願いいたします。 ○議長(後藤忠雄君) 小林町長。 ◎町長(小林智仁君) 先ほども副町長が答弁申し上げましたように、入札を含めた契約方法全般についてのレベルアップ、それから今までは余り技術的な部分がなかったわけですけれども、最近は一般競争入札という手法も経験を踏まえてまいっておりますので、これからは一般競争入札、あるいは、先ほど議員からご提案もいただきましたように、意味を持たさなければいけないような建築物につきましては、コンペ方式やプロポーザル方式、そうしたものも含めて、これから入札方法についてさらなるレベルアップを図ってまいりたいと思っているところでございます。以上でございます。 ○議長(後藤忠雄君) 永岡栄治君。 ◆6番(永岡栄治君) よろしくお願いします。 もう一つの通告については割愛をさせていただきます。 それでは続きまして、次の通告に入りますが、石井町が設置管理してる公園についてお伺いします。 私は趣味でペタンクというスポーツを愛好者の方々としており、よく飯尾川公園や高川原児童公園、前山公園などを利用させていただいており、きれいに管理していただいております建設課の職員の方に改めて感謝申し上げます。その上で、町内に点在する公園について気になったことがありましたので、まとめて質問させていただきます。 例えば、石井駅南側にある池田児童公園では、大型の遊具が使用禁止になっており、ブランコも1つは使えなくなっております。遊具点検の結果、昔と基準が変わって、すき間が十分に確保されてないとか危険だということで使用禁止にしてるというふうに伺いましたが、ずっとこのままの状態ではよくないかと思います。今後の方針について伺います。 また、中央公園敷地内にある原児童公園はボール遊びが禁止となっております。禁止の理由についても建設課長にお伺いします。 写真を用意したのですが、これが池田児童公園の遊具ということで、パイロンが置かれ、使用禁止ということになっております。これが原児童公園の、ボール遊びやめましょうという看板であります。 それでは、2つご答弁をお願いします。 ○議長(後藤忠雄君) 東内建設課長。 ◎建設課長(東内徹君) お答えをいたします。 現在、都市公園長寿命化計画策定調査業務を行っておりますけれども、そのうちの健全度調査を実施した結果、池田児童公園の複合遊具について、遊具が古いことから部材と部材の間隔などの寸法が現在の基準に適合しないため、使用不可の判定結果となりました。現在、安全確保のため使用禁止とし、ご迷惑をおかけしていますけれども、策定中の長寿命化計画に基づいて、できるだけ早い時期に遊具を更新したいと考えております。以上でございます。            (「課長、もう一つあるわ」と呼ぶ者あり) もう一つ、原児童公園のボール遊びの禁止の件ですけれども、原児童公園は中央公民館の大きなガラス窓のある壁に接しており、ボールの衝撃により破損した際には大けがの原因となります。また、公園敷地内には滑り台、ブランコ、鉄棒、砂場が設けられておりまして、スペースの関係から危険だろうと判断いたします。さらには、南側が町道に沿っており、道路への飛び出しも懸念されます。以上のように、安全確保の観点からボール遊びについては控えてもらっています。ご協力を賜り、公園を安全に楽しく利用していただきたいと考えております。以上です。 ○議長(後藤忠雄君) 永岡栄治君。 ◆6番(永岡栄治君) ありがとうございます。 複合遊具、池田児童公園のほうについては、そういう長寿命化計画に基づいて、また今後適切な管理、撤去等をされるんでしょうけれど、またそれにかわる遊具等も検討していただけたらと思います。 原児童公園のボール遊びも、確かにその理由もわかる気がいたしますが、昔に比べると外で遊ぶ子供が減ったと言われておりますが、その一方で公園ではボール遊びが禁止されるなど、子供たちにとってかわいそうな現状があるのも一因となっておると思います。 小学5年と中学2年を対象にした文部科学省の全国体力テストによりますと、ボール投げはいずれも低下傾向で、小学5年男子では、昭和60年にはソフトボールで平均約30メートルだったのが、昨年度は約22メートルと8メートルも低下するなど、小学5年と中学2年の男女とも低下しております。 公園でボール遊びが禁止されたことだけが原因ではないでしょうが、子供がスマホゲームばかりせずに外で思いっきり遊べるような環境づくりを整えていく必要があるのではないでしょうか。 産経新聞の3年前の記事によりますと、大阪市や千葉県船橋市では、日没までやわらかいボールに限るなどの制限を設けてボール遊びを解禁しているところもあります。禁止ありきではなく、近隣に迷惑をかけないように、また道路に飛び出さないように注意を呼びかける看板などにしてはどうかと考えます。そうやって周りに気を配り、ルールを守りながら遊ぶことを学ぶことで、子供が社会性を身につけていくことにもつながるのではないかと思いますので、検討をよろしくお願いします。 続きまして、町内には都市公園が、飯尾川公園、前山公園、先ほどの池田児童公園、高川原児童公園、原児童公園の計5カ所、子供の遊び場という、都市公園よりは広くない公園ですが、そこが7カ所、農村公園が9カ所あります。このうち子供の遊び場で、遊具が全て撤去され、ただの空き地になってしまっているところがあります。 これも写真を用意させてもらいました。 例えば、これが高川原西子供の遊び場ということで、かつては遊具があったんでしょうけれど、もう単なる空き地となっております。失礼しました。さっきのが高川原東ですね。済いません、こちらが東ですね。こちらが高川原東子供の遊び場です。 それで、これが平島の子供の遊び場ということで、こちらも遊具が撤去され、ごみステーションのかごはあったんですが、遊び場というふうには見えない、ただの空き地になっております。 このような状況で放置して除草のみ行うのであれば、使われなくなった公園については、用途変更して宅地に売却するなどすれば、定住人口増加や税収増につながるかと思います。 ちなみに、調べてもらいましたら、子供の遊び場の管理費、主に除草費ですが、29年度は70万円、30年度は57万円かかっております。 残すべき公園については、しっかり安全を確保して、中期的に計画を立てて遊具を整備していってはどうかと思います。そして、もう利用する見込みがない、もしくは選択と集中で廃止するというものについては宅地にすると、そういうことで、町の低利用地、遊休資産を活用することにつながるかと思います。 また、近年は、子供だけでなく、大人の健康維持、筋力向上につながる遊具もつくられておりますので、子供から大人まで公園に行くことがもっとわくわくするような仕掛けを考えていってはどうかと思います。 また、町内の農村公園を見て回って驚いたのですが、大半が神社のそばにあります。恐らく地元の寄附を受けてつくられた公園と思いますが、そこをもっと有効活用するためにも、中期的、長期的な計画に基づいて整備していくことが求められるのではないでしょうか。それでこそ、子育てに力を入れてる石井町と言えるのではないでしょうか。 これについてご答弁をお願いします。 ○議長(後藤忠雄君) 東内建設課長。 ◎建設課長(東内徹君) お答えをいたします。 それぞれ所管によって公園管理をされてるんですけれども、都市公園については、建設課が都市公園法に基づき設置しており、農村公園は、産業経済課が農業者等、農村在住者の健康増進と憩いの場を提供することを目的として設置をしております。また、子供の遊び場は、福祉生活課が子供に健全な遊びの場を与え、情操の発育、心身の健康の増進を図るために設置をしております。 維持管理についても、それぞれの課において臨時職員による方法や地元に年間委託するなど、実情に応じて対応しているところです。 ですので、今後においても、それぞれの課において、それぞれの施設についてのあり方、また設置及び管理に関する条例に沿って維持管理を行ってまいりたいと考えております。以上です。 ○議長(後藤忠雄君) 永岡栄治君。 ◆6番(永岡栄治君) 通告内容と少し質問が変わってるので、ちょっと答弁がかみ合ってなかったかと思いますが。 その所管のことも、もちろん建設課が一番公園を管理する上ではプロだと思います。ですので、私も所管の建設課でまとめてしたらどうかということも言ったのですが。 その調べる中で子供の遊び場を見ていくと、ちょっと状態が、これは遊び場と言えないだろうという箇所が何カ所かありました、今写真でお見せしたように。これについては、どうかもうちょっと有効活用できるんじゃないかということで提案させていただきました。 これについて、町長、何かお考えがありましたらお願いします。 ○議長(後藤忠雄君) 小林町長。 ◎町長(小林智仁君) 確かに、議員おっしゃるように、使われてない子供の遊び場等々につきましては、用途変更できるものがあれば用途変更をして、宅地として売り出すことで移住・定住の促進につなげていくのも一つの手ではないかというふうに考えました。いろいろ諸条件があろうかと思いますので、これからしっかり、その使い道、それから用途変更できるのかどうか、そしてまた宅地として分譲できるのかどうか、そういったことを調べまして、クリアできるものがあればクリアしていきたいというふうに考えてるところでございます。以上でございます。 ○議長(後藤忠雄君) 永岡栄治君。 ◆6番(永岡栄治君) 前向きにご答弁、ありがとうございます。 石井町の貴重な財産をしっかり活用して、石井町のポテンシャルを、持っている可能性をさらに引き出していただけたらと思います。 いろいろ手続的な面もあるかと思いますが、残す公園はしっかり残して整備すると、整理するところはきちんと整理していくということを、めり張りをつけてやればいいのではないかと思いますので、よろしくお願いします。 それで、続きまして、災害時に遊具が避難用のテントになるという公園を山口県防府市が整備するという、毎日新聞のネットのニュースを目にしましたのでご紹介させていただきます。 これもパネルを用意しました。 ちょっとびっくりするようなあれですけれど、瀬戸内海でとれるアカメバルのデザインで、滑り台やつり橋が組み込まれた、高さ11メートル、長さ20メートルの大型遊具、こちらですね、は災害時には魚の腹の部分が100人を収容できるテントに変わると。周辺の屋根つき休憩スペースも、カーテンをおろせば雨風をしのげるシェルターになる。列車型の遊具は、分割させると資材運搬用の手押し車になり、ヘルメットや懐中電灯などを備蓄する倉庫や、携帯電話の充電ができるソーラーパネルつきの照明灯も設置するとあります。 こちらは、道の駅潮彩市場防府に隣接する県有地6,000平方メートルに整備し、民間から企画を募るプロポーザル方式で今回の案が採用されております。 石井駅東の町有地は。これがテントですね。は防災公園としては用地が狭いと国の補助が受けられないとのことでしたが、現在はイベント開催時の駐車場のみと、低利用にとどまっているかと思いますが、このようなことも実現できないか、また検討いただきたいと思います。 ご答弁をお願いします。 ○議長(後藤忠雄君) 小林町長。 ◎町長(小林智仁君) この遊具がテントになる防災機能つき遊具ということにつきましては、議員からご質問いただくまで、私自身は勉強不足で知りませんでした。この防災機能つき遊具というのは、非常にすばらしいものだというふうに感じております。 ただ、駅東町有地につきましては、現在、徳島県震災復興都市計画指針の中で、建設可能戸数29戸の応急仮設住宅建設候補地になっているところでございます。それと、あと大型遊具ということになりましたら、あそこの駅東の場所というのが場所的にどうなのかというふうな気もしております。 ですから、これからこの遊具、前山公園、それから飯尾川公園も今長寿命化計画をこれから策定していかなければなりませんけれども、その長寿命化計画を策定していく中で、遊具の更新であるとか、あるいは遊具の新設、そういったものを考えていくときには、ぜひこうしたような防災機能も兼ね備えたような遊具を更新していくことができればと、今率直に感じているところでございます。 また、先ほどのパーゴラですか、テントになる、仕切りをするとシェルターになるようなパーゴラにつきましても、これにつきましてもいろいろと、ベンチとかあずまやとかを建てるときには、そうしたこともできるような、併用できるようなもの、1つで1台2役といいますか、そういうふうな機能を持たせたようなものにできればと今率直に感じたところでございます。以上でございます。 ○議長(後藤忠雄君) 永岡栄治君。 ◆6番(永岡栄治君) 町長が言われたように、本当に1つで2役ということで。防災のものだと、防災だけで終わってしまって、ふだんがちょっともったいないということもあるかと思いますが、ふだんも使えて防災にも使えるというのは、言ってみればすぐれものではないかなと思いますので、石井町でそういうのが設置できる場所がありましたら、いいのではないかと思います。 益城町でも、町の方がおっしゃっておられましたが、テント村というのが非常に役に立ったということも話しておられましたので、またよろしくお願いしたいと思います。 それでは、前山公園にある野外活動施設というのがあるんですが、現在は倉庫のようになっておりますが、これも使わないのであれば、条例を廃止するなどの対応をすべきだと思いますが。 これも写真を用意させてもらいました。 こちらは、そんなに大きくないんですけれど、こちらで宿泊体験をしたりということでつくられてるそうです。ですが、現状はもう何か物がいっぱい入って、なってるようですけれどね。 これは社会教育課が主管ですので、社会教育課長にご答弁お願いします。 ○議長(後藤忠雄君) 鎌田社会教育課長。 ◎社会教育課長(鎌田克己君) 永岡議員の質問にお答えいたします。 野外活動施設の使用、これからの方向性についてのご答弁にかえさせていただきます。 先ほど議員の写真を、皆様方、見てわかるように、今小屋みたいなんが建っております。基本的には、小屋と同時に臨時の駐車場が横に設けられております。それについて、完璧な駐車場でなくて、舗装などしてなくて、砂利などを敷いている臨時的な駐車場でございます。 今までの過去8年間をさかのぼってみますと、使用申請は出ておりませんので、利用者はいないというふうなことでございます。今後、今までの傾向を鑑みますと、これからも施設を利用される方はいないのではないかと想定されます。 よって、前山公園の現状による駐車場の確保ということも考えますと、先ほど議員もおっしゃられましたけれども、設管条例というふうなものを、廃止を視野に入れまして、専用の駐車場として考えるべきではないかと、そのように思っております。 現状把握に努め、主管課並びに理事者と協議して今後運用については進めてまいりたいと、そのように思っております。以上でございます。 ○議長(後藤忠雄君) 永岡栄治君。 ◆6番(永岡栄治君) ありがとうございます。 利用申請がないというものについては、見直して、廃止するなりしてですね。前山公園、駐車場はどうしても不足しておりますから、駐車場用地として確保していく等、対応をとっていただきたいと思います。先送りせず、ぜひ迅速な対応をよろしくお願いしたいと思います。 カタログギフトについてお伺いします。 これは商工会に任せてというわけなんですが、商工会も、昨日から始まりましたイルミネーション、イルミネーションに合わせたナイトラリーですか、あと麺ロードというのもしておりますね。あと今、ふじっこちゃん宝くじがありますね。そういうことで、事業をされてるという中でいっぱいいっぱいなんでないかと。 カタログギフトは、全て自分たちでやろうとせずに、カタログギフトを作成してる会社、いろいろ、ベルメゾンとかリンベルとかシャディとかハリカとかあるわけなんですが、そこに委託してつくれば時間も労力も軽減できるのではないかと思います。新しく立地していただける清水物産さんにも、地場産業や進出企業の商品をカタログギフトに掲載することで、町と企業との関係を深めることにも役立つのではないかと思います。 これは町で年限を区切って取りかかっていただけないかと思いますが、答弁をお願いします。 ○議長(後藤忠雄君) 太田産業経済課長。 ◎産業経済課長(太田勝久君) お答えいたします。 カタログギフトは、町内商工業者のための事業と思っておりますので、商工会と協議をしているところでございます。町内商工業者のためになるような方向でカタログギフトが作成できるよう、今後も石井町商工会と協議を重ねてまいりたいと考えております。 ○議長(後藤忠雄君) 永岡栄治君。 ◆6番(永岡栄治君) 私が調べましたら、ふるさと納税の延長でつくっている自治体が多いのではないかと思います。ですから、商工会がつくってるというよりも自治体が、もちろん作成自体は民間委託してるかと思うんですが、発行主体は自治体でないかと思います。町内の商工業者のためのものという。商工業者が発展することが町のためにもなるわけですよね。ですから、それは、石井町のためになるから石井町の仕事じゃないですか。と思うんですけれどね。 何か、仕事を商工会に任せて、商工会が全然してくれないからというんで、多分この質問もしないんだったらしないでもういいんですけれど、するんであれば、もうちょっとスピード感を持って、主体性を持って、例えばほかの自治体でどういうところがやってるかと、そういうところにしっかり、町長にかけ合って予算をとってもらって学びに行くとか、そういうことをしていったら、ああなるほどなと、それにはこういう課題があるし、発行してもなかなかという課題もあるかもしれないけれど、そういう話があれば私もああなるほどなと言うんですけれど、商工会に任しているから済いませんみたいな感じを感じるんですけれど。 最初に、ふるさと納税がすごく好評だったと。その延長でカタログギフトという話が出てきたと思うんですよね。ですから、何もこれは議員の、議員提案というのもあったかと思うんですけれど、もともと町長が言われてた話だと思うんですが、それがなかなか実現しないのが残念だと思っております。よろしくお願いします。 では、次の質問に移ります。 視察報告の中で述べたように、熊本県益城町は、被災経験を役立ててもらったり職員のスキルアップにつなげたりしようと、災害時相互応援協定の締結に積極的で、既に5市町と結んでおり、10自治体を目標にしていると伺いました。石井町は規模的にも地理的にも益城町とよく似ており、災害時相互応援協定を結べば、今後の災害対応を学ぶ上で大きなメリットがあるかと思います。視察で訪れたことをご縁にぜひ協定の締結を考えていただきたいと思いますが、ご答弁をお願いいたします。 ○議長(後藤忠雄君) 三河危機管理課長。 ◎危機管理課長三河和彦君) お答えいたします。 石井町は、岡山県和気町と平成26年に災害時相互応援に関する協定を締結しております。また、関西広域連合の中で、鳥取県町村会と徳島県町村会で平成25年に締結しております危機事象発生時相互応援協定でも、鳥取県中部の湯梨浜町、三朝町、琴浦町、北栄町、この4町とも連携の強化を図っております。 大規模災害が発生した場合、相互に協力し応急対策及び復旧対策を円滑に遂行するためにも、また災害経験を学ぶためにも、協定締結に向け前向きに取り組みたいと考えております。以上でございます。 ○議長(後藤忠雄君) 永岡栄治君。 ◆6番(永岡栄治君) 岡山県和気町ですね。あと、鳥取のほうとも、関西広域連合のカウンターパートということで提携を結んでいるかと思いますが、実際どのぐらい交流してるかというところがあるかと思います。 益城町さんは、何といっても我々には失敗の経験があるということをおっしゃっておられました。率直にそこに学ぶ意味は大きいと思いますので、これを締結するかどうかというのは町の判断になるわけですけれど、そういうことも前向きに考えてもいいのではないかと思いますし、10自治体というふうに目標を置いておりますので、いつまでもこれは締結を増やしていくということでも向こうもないということですので、検討していただけたらと思います。よろしくお願いします。 今月7日、石井町総ぐるみ人権啓発研修大会が中央公民館で開かれました。児童・生徒の体験に基づいた人権の学びの作文発表にとても感動しました。また、アフリカ音楽奏者のモフランさんの講演と演奏もあり、異文化について理解を深めるとてもよい機会がだったと思います。ありがとうございました。 ただ、参加賞としてボールペンやクリアファイル、お薬手帳、母子手帳などのケース、タオルが配られましたが、このような参加賞はそろそろもうやめにしてはどうかと思います。研修大会の内容自体が十分すばらしいのですから、人寄せのためにこのようなものに税金を使うのは見直していくべきではないでしょうかと。この大会に限らず、町主催のイベントで安易に物やパンを配るという風潮がありますが、イベント自体の魅力で人を呼ぶようにしていただきたいと思います。 ちなみに、配られたのは、毎回同じものでは申しわけないということでいろいろ工夫してるのだと思いますが、こういったタオルですね。タオルと、お薬手帳とか母子手帳を入れるケースですけれど、費用的にはそれほどではないと思われるかもしれませんが、これからますます町財政も厳しい時代に入っていきます。2025年問題、そして2042年問題というものが言われております。我々の団塊ジュニアですね。団塊ジュニアが65歳になるときは日本最大の危機と言われております。それに向かって健全財政を、そして町民の税金を有効活用していく上では、少しこういうのも見直していく必要があるのではないかと思いますが、社会教育課長のご答弁をお願いします。 ○議長(後藤忠雄君) 社会教育課長。 ◎社会教育課長(鎌田克己君) 総ぐるみの参加費というふうなことで、永岡議員からご提案いただきました。 私の解釈でございますけれど、参加費でなくて、これは啓発グッズと私としては認識しております。 この啓発グッズについては、まずもってですけれども、実用性、使ってもらえるもの、気軽に持ち帰ってもらえるものをアイテムとして慎重に選定しております。今回6点ほど、一応啓発グッズを用意させていただきました。会場に来られなかった方もおられると思います。ご家庭に帰っていただいて、総ぐるみ人権啓発の研修大会の話題が少しでもテーブルの上に上がるのであれば、人権啓発として重要なツールの一つではないかと考えるところではございます。来場された皆様方に、感謝と人権啓発の協力も含め、何かのメッセージにでもなればという考えも持っております。予算的には20万円ほどでございます。決して無駄なもの、無駄な経費だとは私は思っておりません。以上でございます。 ○議長(後藤忠雄君) 永岡栄治君。 ◆6番(永岡栄治君) 何かすごく訴えをされましたが、私の主観では、タオルとか手帳のケースを配ることは、人権啓発とはつながらないと思います。これは私の考えですけれどね。作文内容について話す話題が出るというのは、それは別に何も物がなくてもできる話だと思いますので。私の考えを述べさせていただきます。 20万円と言われますが、20万円というのも貴重な町財源でありますので、これは別に、今回のこの大会だけをやり玉に上げたのでちょっと申しわけないんですが、あらゆる町のイベントで、もちろん人を呼びたいという気持ちは、私もいろんなイベントをしたことがありますからわかりますけれど、ちょっとそれが安易になってないかということを問題提起させていただきましたので、誤解のないようによろしくお願いしたいと思います。 続きまして、最後の質問ですが、日本遺産認定を記念した阿波藍サポーター養成講座というものが10月、11月に4回、上板町役場内の中央公民館であり、私も受講させてもらいました。その際に気がついたのが、町役場のトイレ内の張られている子供たちの作文でした。心がほっと温かくなるようなメッセージが書かれてありました。町の教育委員会に聞きましたら、社会同和教育指導員の方の発案で、徳島県と県教委が募集した「“ありがとう”を伝えたい『私からの手紙』」の入賞作品を掲示しているそうです。パネルは、人権教育の啓発のために県教委が市町村や学校などに貸し出しております。トイレに掲示するなんてという意見もあったそうですが、まずは目に触れることが大事、ほっと一息ついたときに見てもらいたいと、昨年度は試験的に2階のトイレだけで行い好評だったので、今回、今年度は全階に掲示しているということです。あの言葉はよかった、こういう言い回しがあるのかなどと、職員同士の話題にもなってるということです。 これも最後、写真を用意させてもらいました。 こういう形で、男性用なんですけれど、まさに目に入る位置に張ってあります。そんなに長くないので、ぱっと読めるわけですね。ああ、何かちょっとほっとするなというので、いい取り組みだなと素直に思いましたので、提案させていただきます。 内容については、僕は宝物というような感じで、子供の素直な気持ち。お母さんが僕にママの宝物と言ってくれたと。僕の気持ちはピンク色になったと。きっとみんな誰かの宝物なんだねというような、こんな作品を掲示してあります。 石井町も、すばらしい人権総ぐるみ研修啓発大会がありました。ですが、参加できてない人もいるわけですし、職員同士での人権。人権というと、本当、町長のたしか挨拶もありましたが、何かかたいふうに思われますが、お互いを認め合うと、自分も認め相手も認めるというところからスタートするのではないかと思いますが、こういった取り組みもいいのではないかと思います。県教委のほうでパネルも貸し出してるということですので、人権教育をする上で提案としてさせていただきますので、ご答弁をお願いします。 ○議長(後藤忠雄君) 田中参事兼教務課長。 ◎参事兼総務課長(田中達也君) お答えいたします。 トイレにということでございましたが、石井町では、学校等々から依頼がありましたら、生徒・児童の入選、入賞作品の件については、できましたら役場の1階のロビーにて掲示をさせていただきたい。そして、来場者の皆様に見ていただけるようにと思っております。座って落ちついてということであれば、その作品の前に椅子を置くなどして、配置してもいいかとも考えております。 また、先ほどありました石井町の総ぐるみ人権啓発研修大会におきまして、中央公民館のほうに、僕の私のパワーフレーズという形で人権啓発の展示もさせていただいております。 こういうふうな分については、役場で掲示することについては何の問題もありませんので、できるだけ掲示はしていきたいと思っております。以上でございます。 ○議長(後藤忠雄君) 永岡栄治君。 ◆6番(永岡栄治君) ありがとうございます。 この社会同和教育指導員の方というのは、上板町の小学校の校長を最後に退職された方で、石井町の方だそうです。こういう提案をされたということです。こういう取り組みも、また参考にしていただけたらなと思っております。 それでは、ちょっと駆け足でいろいろ質問してまいりましたので、答弁漏れとかございましたら、小林町長、答弁をお願いいたしたいと思います。 ○議長(後藤忠雄君) 小林町長。 ◎町長(小林智仁君) カタログギフトにつきましては、本当に制作がおくれております。これについては、しっかりと、町内商工業者さんのため、ひいては石井町のため、そして石井町の農産物を含めた、商工業、石井町はたくさんいいものがございますので、それらを積極的に県内外にアピールするために、まず煮詰めてまいりたいと思っております。 また、先ほど最後のご質問にありました人権のことについても、石井町でも積極的に、さまざまな場所を活用して、そういう児童・生徒の作品であるとか、あるいは大人も含めた、そうした作品を展示することで、人権に配慮したまちづくり、そしてまた人権に配慮したまちづくりを行っていくためには、一人一人の思いやりの心、そういったものも育んでいかなくてはなりませんので、これらにつきましては、全町民の皆様方、議会をはじめ、多くの方々のご協力をいただきながら、誰もが笑顔で住めるようなまちづくりを目指してまいりたいというふうに思っております。ありがとうございます。 ○議長(後藤忠雄君) 永岡栄治君。 ◆6番(永岡栄治君) うまくまとめていただきました。 私の議会質問としては年内最後ですが、これから当初予算編成にかかられるかと思いますが、今回のその談合の反省というのは、前例踏襲ということもあったのだと思います。今までのとおりでやればいいやというのはもう本当にやめていただきたいなと思います。これからは、前例にないことも思い切ってやっていくと。それを応援するような風土でなければ、これからの厳しい時代は乗り越えられないと思いますので、この来年度の予算、令和2年度の予算も、前例踏襲主義に陥らず、予算を、思いっきりつけるときにはつける、カットするところは冷静にカットすると、そういう選択と集中をするのが町長の仕事ではないかと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 それでは、私の一般質問はこれで終わります。ありがとうございました。 ○議長(後藤忠雄君) 12月19日の日程は議案審議となっておりますが、日程の一部を変更し、12月19日、議案審議の前に一般質問といたしたいと思います。これにご異議ございませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(後藤忠雄君) 異議なしと認めます。したがって、日程を変更し、12月19日、議案審議の前に一般質問とすることに決定しました。 本日はこれで散会いたします。            午後3時48分 散会...